4章ー1「愛」
ずっと水の中にいるようだった。何もかもがどうでもよくなった。でも、そのおかげでやっと気づいたんだ
「何のために生きているか」を考える人は本当の「人生」なんて何もわかっちゃいないんだ。
「何が正しいか」なんて決まっちゃいない。人はそれぞれの価値観で生きている。だからきっと・・・「幸せ平等の定理」だって間違っていないし、私のいう主張だって間違っていない。
「幸せ平等の定理」で世界を縛るのは間違っているけども、間違ってないんだ。なんか矛盾しているように聞こえるかもしれないけどそれが「人生」なんだ・・・きっと
「あああああああっ!」
あんが突然大声で叫ぶ。そして龍一や友子、ガヴリエルが絡まり倒れている所に走る!
「ありがとな、龍一!私はずっとこの世界に正解、正義を求めて救済を待っていた!だけどそんなものは存在しない。この世界はみんな一人一人の意志、感情が創っている。神が決めたルールに従うのも自由だ!だけどな、神が創ったルールに反して生きていくのだって自由なんだ!」
ダダダダダッ
あんは走りながら叫ぶ
「そんなわけないでしょ‼神様がルールを作らなければこの世界はより酷いものだった!」
ガヴリエルは言い返す
「違う‼お前の価値観でこの世界の良し悪しを判断してはいけないんだ‼」
「じゃあ、あなたが新しくルールを創るっていうの!?なんでそこまでしてあなたは私と戦うのよ!?」
「私はルールなんて作らない!愛が私を突き動かす!私は龍一が幸せになって欲しい!
ただ、それだけだー!」
「これだから底辺天使は嫌なのよ!人一人だけを愛するからそんな行動をする!もっと人類全体の事を考えなさい‼
私は大天使として人類全体を平等に愛しているわ!」
「平等!?そんなものは愛って言わないね!愛って言うのは非合理的で・・・だけど美しいそういうものなんだよ!」
あんはガヴリエルに飛び掛かり「覚悟の剣」を思いっきり振る
「あなたには分からないでしょうね!本当の愛って言うやつが!」
ガヴリエルも龍一と友子を振り払って叫びながらあんに向かって走り出し「覚悟の剣」を思いっきり振り回す
「「うおおおおおおおおおおおおおっ」」
振り払われた龍一と友子は少し離れたところでその意志と意志のぶつかり合いの勝負の結果を呆然と眺めることしかできなかった
少し短めになってしまいすみません。
ついに少年編クライマックスです
宜しくお願いします




