表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷路ってどこですか?  作者: 袋小路 めいろ
27/29

森と女性云々、あぁ、アマゾネスか

 袋小路めいろです。まだまだ、寒さね厳しい日々ですが、いかがお過ごしでしょうか。

 ご無沙汰のエッセイでしたが、久しぶりに筆を取ってみようと思います。上手く書けるかは、目処が立っていません。いつも、テキトーな散文ですから、お読みになっている方には自然なことかもしれませんが。


 では、思ったことを綴ります。


 まずは、森さんを含めた、一連の騒動についてですね。あれは、おかしいと呼べなければ、おかしいという形になってしまいましたね。

 女性蔑視と受け取られ兼ねない発言とされていましたが、問題にする側の問題だろうと思います。受け取られると断定していない報道ではありましたからね。内容に対して、突っ込まれないようにしていました。

 簡単にいえば、メディアは一種の呼びかけみたいなことをして、後から力を溜めた状態にした訳ですね。それが日を追うごとに変な解釈をされて、拡散されて、辞任に至るまでの力になった。

 そういう戦略を他の事柄でも行う、もしくは、もう行っていると考えると、怖いことではありますね。ある日、突然になる訳ですからね。

 今回は個人でしたが、公務員や企業でも当てはまりますし、地方や都会などの場所も関係無い状態になります。メディアの力の見せどころになっている感じでしょうか。そういう動き方は、個人的には嫌いなんですけどね。


 それで、叩く側に乗っかった方はいらっしゃるかもしれませんが、はっきり言えば、一種の虐殺行為になるんですよね。

 一対多数の構図ですからね。どんなに言い繕いをしても、数の問題ですから変わらないです。

 ここで、虐殺の言葉の意味を考えてみましょう。


 虐殺=むごたらしく殺めること


 では、森さんの行動を見てみましょう。

 森さんは、謝罪をし、発言の撤回をしました。続けたかった、もしくは、続けて欲しいと依頼されたんでしょう。

 森さんとしても「コロナ禍」という貧乏くじを引いている訳ですから、辞めた方が楽ではあります。ですが、そうしなかったのは、スポーツ振興に貢献したいとあったのか、大人の絡みがあったのか、推測にしかなりませんが、何かがあったんだろうと思います。

 会見の善し悪しはあると思いますが、森さんの行動としては、謝罪と発言の撤回をした訳です。謝罪と発言の撤回で済むのか、などあると思いますが、謝罪と発言の撤回以外に術が無いのであれば、それで済ませるしかありません。少なくとも、そのように「森さんは行動をした」と認識しておかなければいけない。


 これに対する反応や行動が、まさしく虐殺な訳です。一対多数の状態で、各自、好きな形で物を述べていらっしゃいましたね。IOCが釘を刺してきたことも、一役買ったのでしょうか。

 それで、森さんは辞任した訳です。辞退の意思が本人にあったのか、は分かりませんが、辞めた訳です。ご家族もいらっしゃるので、そこに問題が出るのであれば、意思なんて関係無く、辞めざるを得ません。

 これで、オリンピック組織委員会会長森喜朗という存在は、この世から消えました。世界中の何処を探しても居ませんからね。

 どうです。ちゃんと虐殺になっているでしょう。みんなでやれば怖くない状態になりましたね。良かった、良かったみたいにもなりましたね。

 まぁ、これに疑問を提示しない時点で、危険な人間にはなるでしょう。正義と獣みたいで面白いとは感じましたけどね。


 一連の流れを見て、更に思った点は、まず、女性の社会進出に関してですね。

 僕はこれまで「女性の上司は良い」だとか「女性の給与を上げるべきだよな」と思っていましたが、もし、今回の件みたいなことが度々あるのであれば、考えた方が良い、改めた方が良いと思うようになりました。頭が変わるだけなら問題無いでしょうが、中間管理職の人間が変わる可能性まで出てきたからです。

 一番下で働いている人間からすると、人によってはやり方が変わってしまうので、その度に面倒なことになるんです。そういう行動をしなければ良い、となると思いますが、そういう行動だと、後から言うことが可能になっているんですよね。そうなると、無視か、排除か、しか選択肢が無くなりますし、無視ができない世情であれば、理由のある排除を選択するしかない。

 今回は、その点が浮き彫りになったのが一番良かったのではと思ったりします。

 女性の社会進出には、調整が必要になってくると認識した方が良いのでしょう。


 次の点は、差別をよくないとする側の差別心が見えたことでしょうね。

 人間は差別をする生き物ですが、謝罪や撤回の行動をした人間に対してまで、差別心を出していました。あれが、正義に酔った人間の究極系なんて言えてしまえるんですが、全然、笑えません。

 物事には、程度というものがあります。「これ以上は突っ込まないよ」とする形や「不満だけど、これくらいなら我慢できるよ」とする形などです。他にも色々とあります。人間の数だけあるでしょうね。

 そういうものが無い人が居るというのが、新たな気づきでしたね。「悪人だと認識したら存在が消えるまで追い込む」

 という形は、当事者以外で持つ資格は無いのに、当事者であるかのように振る舞えるのは、とても面白いと感じました。

 直接、言われた訳ではないですからね。

 倫理観や道徳心をパージした状態に、誰もがなるのであれば、それは正義ではなく悪のやり方だろうとも思います。

 死んでいるのは正義で生きているのが悪であるのは、人間の社会では必ずありますし、悪が正義を着ていることも沢山ありますが、それに異を唱える人間が少なかったことには、とても驚きました。


 それでは、閉じたいと思います。

 ご拝読いただき、ありがとうございました。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ