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迷路ってどこですか?  作者: 袋小路 めいろ
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道具にするのは、いつも人間

 袋小路 めいろです。僕は、昆虫達と戦う準備をしなければなりません。梅雨の合間を見て、草刈りの二回目もしなければならない。マムシ、ヤマカガシが出ないことを祈ろうと思います。

 ただ、近い個体は、既に見ているんですよね。マムシ。子供のアオダイショウであって欲しい、なんて思っています。表皮だけを見るなら、マムシが、一番綺麗なんですけどね。


 では、思ったことを綴ります。


 某虐待事件。母親への判決が出ましたね。執行猶予が付いていました。実刑にした方が抑止になるのではないか、と思いましたが。それが、適正な判断だったのでしょう。


 個人的には、母親の行動が、一番残酷なように感じています。父親に対して、残酷に思っている方が多いですが、あれはあのような性質だと考えれば合点がいくのです。変わらない性質なら、我慢することができるということです。危険な者には従う、という感覚もあるでしょう。

 しかし、母親の行動は曖昧でした。一番汚い曖昧の使い方です。わざわざ、二人切りの時に話を聞いたり、何か改善があるように振る舞いをしながら、それに対して加担していた訳です。

 父親から逃げられない、暴力を受けていた、とはいえ、それを使い分け出来ている時点で、ある程度の思考能力があった期間も存在した、ということでしょう。それを過ぎてしまうということは、彼女にとっては逃げだったのかもしれません。ですが、逃げ方も汚い。彼女が見せた明かりで、そこにとどまった可能性もゼロでは無いからです。縋らせ縋らせ、突き飛ばす。これは、一貫して暴力的であった父親よりも汚いです。


 この汚い曖昧な行動ですが、子の方から見たとすると、優しい声かけは、太陽のようであったことでしょう。何も無い、他の子と同じような未来を想像していたかもしれません。それが一つ一つの事で、ゆっくりと、日食のように隠れていったことでしょう。日食は、普通、リングのような物が出来ますが、あれの無い物を想像すると良いと思います。そうやって、光の無い世界へ、一歩一歩進んで行く訳です。

 最初の内は、今は無理なのだろうと、母親を見ながら思っていたかもしれませんね。人は、自分にとって、都合が良いように解釈します。それに、虐待を受けることが日常になれば、それが、普通になるような感覚を持つ場合もありますね。苦しいけれど普通になるんでしょう。しかも、妹の生活を見ながらですから、他にも何かを考えていたと感じてしまいます。一緒に遊べる先の事などを、考えていたかもしれませんね。


 今、書いている物は、事件に関しての感想ですから、状況がどんなだったかは、文章体でしか知りません。ただ、どのような状況であろうと、誰もが持っている普通の感覚があります。死の感覚です。あの感覚の中には、これで助かるだとか、苦しまなくて済むだとか、頭の中にある物と、抗えない、身体から発する生きたいという感覚があります。この身体の方の感覚は、何かで、抵抗できないように誤魔化さなければなりません。それが、あの子にとって、寒さや飢えだったのでしょう。声が出せている時、それが迫っているのが、なんとなく分かっていたのだろうと考えてしまいます。ベッドに入ろうとした時に、父親に連れ出された瞬間、何を考えたのだろうか、それも疑問であり、そこを書けるようにならなければいけないと思ったりもします。

 肺に水が溜まっていたので、その後に、あの子が何をされたのかは想像できる所です。そうやって、完全日食になったのでしょう。あれは、深い真っ暗です。全てが消えるのです。


 こうやって「できなかったことが多い子」を増やさない為に、虐待防止法が改正されました。ですが、あれを上手く使えば、親をはめることが出来ます。多感な思春期に、親に対する嫌がらせとして使える訳です。それに、傷痕があれば、世間は疑ってくれるのですから「いじめをするなら親ごと」なんてことも起こるかもしれません。いじめられっ子が申告する、つまり、助けを求めて嘘を言えばいい訳ですからね。今はスマートフォンがありますから、繋げておけば、リアルタイムで聴くことも出来ます。ちゃんと嘘を言ったか、ということが、いじめっ子は確認が出来る訳です。そうなってくると、頭の良いいじめは、一家ごと潰される可能性も出てきます。

 決まったことは決まったことですが、決まっていることは道具に出来ます。それに他の物事が混ざれば、どうなるのでしょうね。どんな形になるのか、見ておくことも大切かもしれません。


 それでは、閉じたいと思います。

 ご拝読いただき、ありがとうございました。







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