赤ちゃんの中身を見る
袋小路 めいろです。ピーナツバターの美味しさに、今頃、気づいてしまいました。
小学生の頃は、何故か、食べても美味しくなかったんですよね。味覚の明確な変化に、驚きと面白さを感じている今日この頃です。
では、思った事を綴ります。
僕は、NHKさんの「時空を超えて」という番組を良く見ています。俳優のモーガン・フリーマン氏がナビをしている番組です。
ネタの宝庫なんですよね。拡張想像するだけで、物語のキーに出来ますから。科学とは、実に面白い物です。それに想像がプラスされれば、更に面白くなるかも?しれません。
興味のある方は、ご覧になってみるのも良いと思います。
で、テーマが「悪は根絶できるか?」の時に見ていて、気になった部分があったんですよね。
赤ちゃんへ実験し、結果から導き出された物なのですが、一歳にも満たない頃から、赤ちゃんにも排他的性向が見られるらしいです。
二つ食べ物を用意し、赤ちゃんの好きな方を選ばせます。VTRでは、ビスケットとインゲン豆を用意し選ばせていました。
その後、ぬいぐるみに語らせる。ビスケットが好きインゲン豆が嫌いなぬいぐるみと、ビスケットが嫌いインゲン豆が好きなぬいぐるみを、赤ちゃんに認識して貰うという感じです。
そして、赤ちゃんに聞くわけです。
「どちらのぬいぐるみが好きか?」とね。
すると赤ちゃんは、自分と同じ好みのぬいぐるみを選ぶ傾向がある、という結果になったのだそうです。
簡単な実験ではありますが、自らが好きだと決めた物を、自分と同じように好きだと感じている人を選ぶ確率が高い、というのは実に面白い話です。その頃から、自分の好みに合う人を見極めているとは。
番組では、その科学者のVTRを、成長していく上で影響してくる物ではないかと締めていました。
科学者の言う事なので、眉唾物も含まれているとは思うのですが、いやはや、内容的に面白くてテンションが上がりました。
もし、いじめや差別問題に発展している根底にあるならば、どうするのだろうねとも思いましたけどね。崩す事は簡単では無い、と言っているような物ですから。
ある意味、人格否定ですからね。
「これを選んできた事を、あなたは否定するのですか?だとしたら、あなたの言っている事が、あなたにも当てはまるのですが、それに対しては悪いとは思わないのですか?」
いじめっ子に注意した時に、返答されたらどうするのでしょう。行動に対して注意しているのだとするなら、もしかしたら見えない物になっていくかもしれません。その行動以外の行動を取れば良い訳ですからね。
それに、嫌われているかもと悩んでいる子には、どう対処するのだろう。いじめに発展はしていないから、双方見なくてはいけない。好みの問題ならば、双方の心情を尊重していかなければならない。大人の振舞いができる年齢かなども、考慮しなければならない。一つ間違えば、いじめに発展するかもしれない。
難しいですし、ちゃんとしようとしている教員の方々には、頭が下がります。
後は、赤ちゃんは、真っ白では無いかもしれないと考える一つのパーツにもなります。想像を突っ込んだら、物語として面白いかもしれません。イメージを覆す事で、人目を集める事も可能かもしれない。二番煎じではありますが。
ホラー映画にあった気がするので。
赤ちゃんの頃からの積み上げと、環境や学習によっての影響で、自らの悪と正義の形が決まる、心の形が決まるかもしれないとは頗る面白い。
番組では、サイコパスも扱っていました。
科学者の中には、サイコパスにも共感能力があり、その能力をON、OFFしているのだと考えている人も居ました。
これは、物語でも使えますよね。
それでは、閉じたいと思います。
ご拝読ありがとうございました。




