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急に異世界に飛ばされたら汚い村に出たんだが!?  作者: はますけ
第2章 魔法学校編
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魔法学校 初日

「今日は入学式と魔法についての講習か。結構楽そうだな」


魔法学校に着いた。自分のクラスは魔法のレベルで決まるみたいだ。


「エネルギーを測りますのでこの水晶に手をかざして下さい」


ヤマトは手をかざすすると水晶がブワッと光りヤマトの周りをクルクルと光が回った。


「うおー!これ凄いな!綺麗だ」


「はいそうですね。貴方は魔法レベルは2ですね。平均より少し低いですね」


「そ、そうですか。まぁそんなもんですよね」


ヤマトはトボトボと歩きながら自分の教室に向かった。


「ここか僕の教室は」


ガラガラガラ


少し臭いな。掃除してないのかな?


「ここが席か。窓側かいい方だな」


まさかこっちの世界にまできて学校に通うとは思ってもなかったけどな。


「なぁ君の名前はなんて言うんだい?」


後ろから声をかけられた。


「僕は蒼井ヤマト。ヤマトって呼んでくれ」


「ヤマトか。よろしく。俺はダラクだ」


「よろしくダラク」


とりあえず浮くことは無さそうだ。少しホッとした。


ガラガラガラ


「ホッホッホッ。全員揃っておるな。儂はこのレベル担当のグラス博士じゃ。儂は魔法の合体魔法と無自覚醒について研究しておる」


無自覚醒?なんだそりゃ?

そんなことを考えていたらダラクが質問をしてくれた。


「えーグラス博士!無自覚醒とはなんですか?」


「それは入学式の後に説明してやろう。これから入学式じゃ。大聖堂に移動するのじゃ」





それから入学式が一時間程あった。だいたい小学校の入学式のような内容だった。


「これで入学式を終わります。学生の皆さんは天井に向かって自分の得意な魔法を放って下さい」


何だそれは!?とツッコミを心の中で入れながら天井に魔法を放った。


「それではこれからの皆さんの健闘を祈る!これで入学式を終わります」






「ホッホッホッ。入学式は楽しんでもらえたかな?これからは魔法と無自覚醒について説明しようかのぅ」


周りの生徒は博士の話に興味津々といった感じだ。正直自分を興味があった。


「まずは魔法についてじゃ。魔法には基本的に四種類の属性がある。火、水、風、土じゃ。この属性は一人一つが基本じゃ。稀に複数の属性を持つものもいる。そしてそれぞれ属性には特徴がある。火は攻撃面に強く、水は回復面、風は守り、土は伝達といったようにそれぞれ分かれておる。此処までは基本じゃが皆は知っておったかの?」


此処はサリアに習っていたのでついていけた。


「では次に全体魔法についてじゃ。全体魔法はその名の通り三百六十度全ての方位に攻撃できる魔法の事じゃ。でもその分威力は下がる。だが敵に囲まれた時などは有用じゃのう。次は合体魔法じゃ。これは複数の属性を合わせて放つことができる魔法じゃ。基本は二人で合わせて打つものじゃ複数の属性を持つものは一人で放つことができる。そして威力は普通の魔法より高い」


なるほど。これは勉強になるな。ヤマトはこれまでにないほど真剣に聞いていた。


「そして次は旧型魔法についてじゃ。これは皆は使ったことがないじゃろう。これは大量のエネルギーと長い詠唱を唱えることで発動が可能じゃ。威力は合体魔法の数十倍と言われておる」


旧型魔法か。ガルドは使えたのだろうか。


「そして此処からが本番。無自覚醒についてじゃ。これは本人の意思とは関係なくエネルギーが暴走し、魔法を放ったり戦闘をしたりすることじゃ。事例として無自覚醒をして、合体魔法を放ったり、村を一つ滅ぼした例もあったりするのじゃ。これがコントロールできるように研究をしているというわけじゃな」


無自覚醒……。ヤマトはこれを今までに多分二回は発動している。一回目はファイアドラゴンの時。二回目はゴブリンに囲まれた時だ。


「これで今日の講習は終わりとする。疲れただろうから家でゆっくりと寝るといい。明日からは実戦で魔法を使ったりするぞ。ホッホッホッ」


こうして僕の魔法学校初日は終わった。


今回は魔法についての説明回みたいな回でしたね。

これからも頻繁に投稿し頑張るのでこれからもよろしくお願いします。

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