表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
急に異世界に飛ばされたら汚い村に出たんだが!?  作者: はますけ
第2章 魔法学校編
13/13

目覚め

「…ト!…マト!ヤマト!」


僕を呼ぶ声がする。誰の声だろう。サリアかな?ガルドかな?それとも誰か分からない人?誰だろう?


「ヤマト!ヤマト!目を覚ましてよ!ヤマト!」


「早く早く!医療魔法を使える者よ。早く来てくれ!」


「ヤマト!お願い、死なないで……。貴方とはまだ話をしたいの!だからお願い。生きて。目を覚まして!」


なんで泣いてるのだろう?あぁ、そうか。僕は気を失って。


「ヤマトは目を覚まさないんですか?」


「いや息はしている。後はヤマト君の気持ち次第だ」


「そうですか……」


ルナ。まだ会って一日目の僕の為にこんなに泣いて。起きなきゃな。ガルドもサリアも帰ってくるのを待ってる。そうだ!起きなきゃ!


「ん〜。此処は?あれ?ドラゴンは?」


「ヤマト?ヤマト?起きたの?目を覚ましたの?良かった。本当に良かった」


「えっ?ちょっ!泣くなって」


「だって…だってぇ…ドラゴンは王国騎士が何とか追い払ってくれたのに目を覚まさないし、背中は大火傷だったし。私が周りの人に聞いた話じゃ、ドラゴンの攻撃を全部背中で受けてたって言ってたから」


「はぁ!?マジかよ。無意識だったのかな?ルナが攻撃されてそこから記憶があまり無いんだよな」


「もぅいいの。ありがとう。私を庇ってくれて本当にありがとう。そして生きててくれありがとう」


「あぁどういたしまして。ルナも生きててくれてありがとな」


「うん!」


それから僕たちは王国騎士に何があったのか話てそれぞれの家に帰った。






今日は学校が休みだ。何をしようか迷う。魔法の練習もいいが、王国も見て回りたい。どうしたものか。


「おーいヤマトー!」


外から声がする。この声はルナだ!


「なんだー?」


「一緒に行きたい所があるの!ついてこない?」


「どこに行くんだよ?」


「モンスターが沢山出てくるダンジョンって所!」


ダンジョン?モンスターとわざわざ戦いに行くのか?誰得なのそれ。


「モンスターって言っても昨日のドラゴンはいないよ!ゴブリンとか弱いのばっかりだよ」


それなら勝てそうだな。いやでも万が一ということもある。だが行ってみたい。


「行こうよ!ヤマト!」


はぁしょうがないか。


「分かったよ。準備するから少し待ってくれ」





「ダンジョンなんて何処にあるんだ?」


「王国の東門を抜けて少し歩いた所かな」


「ヘェ〜」


「ヤマト。ゴブリンと言っても一応モンスターだよ。油断は禁物だよ。ダンジョンで魔法を使うのは自由だから沢山使ってね」


「あぁ。でも二人で行くのか。心配だな。もう一人くらい欲しいものだな」


「そうだねー。でもね探すのも大変なのよ。みんなパーティー組んで行っちゃうし」


「そうか」


「着いたわよ。此処がダンジョンよ」


「デケェな。なおさらもう一人くらい欲しくなったぞ」


そこは大きなタワーみたいな所だった。空の近くまで伸びている。


「うーん。後一人か誰かいればいいんだけど」


「人を探しているニャンか?」


「え?」

「は?」


二人の声が重なった。二人の視線の先には猫耳をつけた女の子がいた。


「私も此処に行こうと思うニャンね。でもニャ一人で行くのは心配なのニャ。だから一緒に行かナャイカニャ?」


「貴女使える魔法は?何属性?」


「私は土属性使いニャ。後は旧式魔法も使えるニャ」


「貴女凄いじゃない!?旧式魔法を使えるなんて」


「えへへ照れるニャー」


「盛り上がってる所悪いが名前は?」


「私はバルミスニャ。よろしくニャン!」


「あぁ。よろしく」


「よろしくね!バルミス!」


そして僕とサリアとバルミスの三人はダンジョンに潜った。


少し短いですがテスト期間なので許してください。

次の投稿は今週中を予定しております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ