飛ばされた異世界
僕が創る。
僕が助ける。
僕がなんとかするんだ。
そんな決心をしたのはついこの間だ。
★
ここはどこだかわからないところ。少年はそんな所のど真ん中で寝てる。
「ここは本当にどこなんだ」
さっきまで見てたはずの気配が、一瞬で変わった。ビルは消え、コンビニも消え、家も消えた。辺り一帯が草原だ。
「さっき家のドアを開けたはずだよな」
景色が変わったことに衝撃をうけ、落ち着き思考を巡らせる。
「やっぱりわからんなぁ。とりあえず村ぐらいは近くにあると思うし探すか」
多分もう30分は歩いてるのに家の一つもない。どうしたものかと考えていた時にそいつは現れた。
「君はここらじゃ見ない顔だね。名前は?」
「蒼井 和」
そいつは少し考え込んだ後、
「アオイ ヤマトか。いい名前だねよろしくヤマト」
と言いながら、リンゴに似た果物をくれた。
「僕は、ここの近くのフォールトタウンに住むガルドだ。よろしく」
と律儀に自己紹介してくれたが、俺は自分の要件を優先した。
「僕は、ここに来たばかりで村がどこにあるのかさっぱりなんだ。だから頼む! そのフォールトタウンに連れてってくれ」
ガルドは馬に乗っている。二人乗りすれば行けなくもないと思って提案した。ガルドは考え込んだ後
「よしわかった。村までは案内しよう。でもそこまでだそれ以降は少し問題がある」
寝泊まりする所の問題にお金などの問題もあるがそれは仕方ない。
「わかった。村まで頼む」
渋々了承した。
「すまないね。よしじゃあ行こうか」
村について一言で言えば、ひどいところだったと言える。家は屋根が半分無くなってる家もあれば、家がない人達もいる。
『ここをまっすぐ行けばギルドがある。そこにいるサリアって女の子にこれを渡してくれ』
そんなことを言って握らされた石を見ながら僕はギルドを探している。
「あった」
見つけたギルドは他の建物より綺麗だがやはりひどい建築物だ。
「とりあえず入るか」
そんなことをぼやきながらギルドに入る。
「すいませーん。誰かいませんか」
誰もいない部屋にヤマトの声が響く。
「はいはーい。ちょっとまってねー」
カウンターの奥からかん高い女の子の声が聞こえて来た。慌ただしく出て来た女の子に僕は問う。
「あのサリアって人はいますか? 」
女の子は笑顔で答えてくれる。
「サリアは私だけど?」
俺はサリアにガルドから預かった石を渡す。
「これをガルドから? てことは貴方この村に来るのは初めてか」
「うんそうだ。僕は蒼井 ヤマトだ。この街について詳しく教えて欲しい! 」
サリアは笑顔で
「はい!分かりましたぁ」
と答えてくれた。
初投稿です!
温かい目で見守っていてください!