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epilogue 緩やかに、忘れてしまった夢の続きを

 ふっと目が醒める。少しだけまだ世界がふわふわとしていて、現実との境目がわからなくなるような感覚。

「起きた?」

 すぐ側から低めの柔らかい声が聞こえてきて、私はようやく目を醒ました。

 揃って豪快に昼寝したなー、もう夕飯の準備する時間だぞ、なんておかしそうに笑う彼と、私にぴたりと寄り添うようにしてまだ夢の世界にいるらしい娘。

 ―――世界を巻き込んででも、未来に貴方を見つけてみせる。

 ぼんやりとした中に温かく、けれど何よりも強い言葉を聞いた気がした。

 いい加減に起きなくちゃと眠気を振り払う。柔らかく笑うその笑顔に、朧気な記憶はさらさらと溶けて消えていった。

 消えていったことも忘れてしまった彼女に残されたのは、いつ見たのかもわからない夢の記憶。小さな小さな幸せの世界。

 淡く強く輝いていた初恋は、確かに今ここへと繋がっていた。





緩やかに、忘れてしまった夢の続きを

(叶わなかった初恋を、あなたと)



 Fin.



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