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紅狼の血  作者: ピーマン
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「アル様あああああ!!また鍛錬サボって寝てるなんてどういう神経してるんですかあああ!!!」


 朝靄の中、砦の中庭に少女の怒声が響いた。

 赤い髪を乱して地面に寝そべる男の横で、金髪の凛々しい少女――クレア・ベルが拳を振り上げていた。


「……あー、クレア、朝から声でかい……。俺、昨夜も巡回してたし、これ以上は身体に毒だぞ……?」


 とろけたような声音で寝返りを打つ男。

 それがこの騎士団の団長であり、エリヴァール家現当主――アルフレッド・エリヴァールだった。


「巡回したのはワイズさんです!!あなたは一晩中、見張り台で酒飲んで星眺めてただけじゃないですか!!」


「うっ……。あれは……星を読む修行……?」


「アル様ああああああ!!!」


 そうして今日も、辺境騎士団はにぎやかに始まる

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