第7話 朝礼
朝食は固いパンと野菜スープ昨日の晩飯と同じかと思いきや、キノコのオムレツと野草ジュースが付いてきた。キノコのオムレツはバターが効いてとても美味しいかったのだが、野草ジュースはなかなか渋い味であった。
この異世界飯は不味いパターンの方か!残念!
朝食を摂りながら、そんな事を考え込んでいると、ルルが横に来て、記憶は戻ったか訪ねて来てくれた。マジ天使!なんて優しいのだろう、今すぐ彼女を抱きしめたいと思った時。
「ドンに近づいたらオッパイ揉まれるよー」
メルが、おどけながら言う。
「貴様、俺の心が読めるのか!」
バカを言っているとサカが現れて。
「朝からテンション高過ぎだ!」
「私は、朝方だからね!」
そんな軽口を言い合いながら皆で朝食をとった。
朝食が終わると村民全員が集会場に集められ!少しピリ付いた空気が流れていた。
長が現れて昨日シルバータイガーが現れた事又、盗賊も規模が解らないが村周辺に姿を現している事など警戒しなければ成らない事を伝えた。
「対策として討伐隊を3グループ編成し、警戒に当たらせる、もし作業中に不振な者や何かあれば個々で対応するのではなく、応援を呼ぶか、のろしを上げ、決して無理はしないで欲しい。」
「それでは、良い一日で在ることを願って仕事に励みましょう。」
そして朝礼は終わった。