第5話 部屋
その後、ルダに連れらて階段を上がった先に細長い廊下があり203号と書かれた部屋に着く。
部屋には二段ベッドが計4つの間にロッカーが携わったいる8人部屋である。俺の寝床は扉を開けて右側の下だと言われ、俺は着替えもせずそのママ布団に潜り込んだ。どうやら飲まされた薬に睡眠薬が入っていたみたいだ、何時の間にか眠りに付いた。
ガサガサと物音が聞こえて目を開けると、大きな瞳をしたゴブリンの少女が俺を見ていた。
「ゴメン起こした」
俺は眠気眼で首を降る。
少女はゴブリンにしてはキュートで可愛いと俺は思った、そうかドンの彼女なのかと思っていると、ガヤガヤと部屋に犬(亜人)の男とサカにルダが入ってきた。
「よぅ色男だねぇ」
ちゃかしながら犬(亜人)の男は言った。
「もう、そんなんじゃ無いよ!」
「ルルはドンが好きじゃないのか?」
サカも揶揄ながら言う。
あぁ!彼女はルルと言うのかと俺は思った。
ルルの表情は薄明かりのせいで解らない。
「二人とも揶揄うのは可哀想だぞ」
ルダが二人に注意する。
「あぁすまない」
二人はルルに謝った。
ルルは笑っている様にみえる。俺は又、眠りに落ちた。