本性晒せ
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
性格の悪ーい女が出ます。
書いてて目を丸くするのは作者です。
基本的に穏やかだが、本気で嫌がる一割に触れない場合は、全て皮肉で返す。別に分からなくても構わないのだ。自分が意見を言えれば其れで済む事だから。
故に性格が良いとは決して言えず、どちからと言えば物凄く気性が荒い。その性根、獣の如く。
とある日、俺と彼女は日常的な会話をしていた。決して荒い言葉を選ばず、品の良い回答ばかりが帰ってくる。だが少しでも考察を重ねると、彼女の心理が見えてくる。物凄く気の強い言葉ばかりが見え隠れする。だから時折、物凄くニヒルに笑ってツッコミたくなる。
「もっと率直に言えよ。対等に殴り合えよ」
そう言うと、其方も本性を野晒にし、ギラ着いた目で返すのだ。
「別に気が付かなくても良いから皮肉なんだ。本当にガチで嫌ならば、下手な計算はしないさ」
基本的に、受け入れられるキャパは人より広いと自負している。その範囲、凡そ九割。直ぐに感情的になるのは、私の好みでは無い上に、矜恃に関わってくる。
だがまぁ、その九割が手放しに認められるか。と言われれば決してそんな事はない。『もう限界』という域に至るまで、それなりに気に触れる場面が幾つも出てくる。
だから気に障った時に全て皮肉で返す様にしている。
――後悔のしない選択を。
―――後悔して、延々に愚痴るのやめて頂戴ね?
――貴方の思うがままに。
―――貴方が決めたのだから、後から文句は言わないで頂戴ね?
――貴方が無事ならそれで良いの。
―――じゃあ、私を頼る必要は無いよね?
別にお高く纏うつもりは無い。皮肉と分からなくても良い。何なら表面上の言葉だけで受け取っても構わない。対等に口喧嘩する程のものでは無いから、言葉を選んで相手に投げ付けているだけ。本当に嫌ならば、率直かつ口汚く罵っている。本心の思うままに。
そしてその本性を知る彼は、ときどきニヒルに笑って、私の詰るのだ。
「もっと率直に言えよ。対等に殴りあえよ」
あぁ、ふふふ。楽しい。そんな気持ちが滲み出て、思わず此方も笑ってしまう。
「私としては、皮肉を口にしている時は、表面上で読み取ってくれても構わないんだ。私が誤解される様な言い方してるのが悪いのだから。
じゃあ何でこんな言い方をするかって言われたら、一つは言葉を飾って自分が楽しむ為。もう一つは別に喧嘩する程の事では無いけど、気に障ったから一言投げたいだけ。
貴方に対する優しさとか、そんなのは欠片もない。気遣うのならば、信頼に足る人間になりたいのならば、皮肉は言わない方が良いね。
ま、君以外には、皮肉と取られないように裏工作も抜かりなくやってるよ。同類以外に皮肉とバレる時点で此方から言わせりゃ三流なんだよ」
「お前は本当に性格が悪い」
「お前もな」
以下何でも許せる方向け。
個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。
『こんな事も分からないのか』ではないんですよ。
誤解される様な言い方してる時点で、落ち度は此方にあります。皮肉言って伝わらなくても、自分が苛立つのはお門違いです。出直して来なさい。
まぁ、そんな話は置いといて。
物凄い私の好み全開なんですけど、穏やかさの中に獣性を秘めた様な輩が好きなんです。
そして一部の人種が其れに気づいて、相棒でありながら天敵である関係性が好きなんです。
二人だけの秘密ってやつです。なので、もう時折全開で詰って欲しい。
遠回しな『お前を知ってるのは俺だけだ』みたいな歪んだ関係が好きです。
その癖そんな小説を出されても、『・ࡇ・』な顔するんですが。
今どきネット社会です。些細な事でも荒れます。
勿論、気に障ることなんて日常茶飯事です。
でも、だからこそ、自分の根幹に触れる様なこと以外は、上手く躱して欲しいと思います。
『死ね』とか『殺す』というのは、言い過ぎってことですよ。
軽く気に障ったぐらいで其れが出る時点で、
『今どき小学生だって人命の重さを知ってるよ』
です。