ねこは何にだってなれる
声劇1人台本。
ねこになってよんでね。
ねーこねこ。ねーこねこ。ねこねこねこねここねこねこ。
ねーこねこねーこねこ。ねこねっこねこねここねこねこ。
ね!
あれ?なにぼぉっとしてるの?
一緒にねこねこいいなよ!
ばかばかしいからイヤだって?
なによヒネクレないでよ、こんなことで。
いいじゃないのよ。
ねーこねこねこ。ねーねこねこねこ。ねっねこねっね。ねこねこねこねこねこ。ねっねこねこねこ。
なぁに?
え?うるさい?
イジワルしないでよ。あたしイジワルしないわよ。
イジメたことないし、きょうだってみんなでごはんをたべたわ。
ヌスミもしてないし、おはようってともだちにいったわ。
ソクバクしないでよ。ねぇ、やさしくしてちょうだい。
ねーねこねっ……え、じゃま?
なによ。なによ。あたしそんなことうまれてはじめていわれたわ。こんなにかなしいのはじめてよ。
あぁむねがはりさけそうよ。しんでしまいそう。
あなたって。あなたってひとのきもちがわからないんだわ。ひとのきもちがわかったらそんなこといえないわよ。
あたしやさしくそだったの。やさしくして。
ねこねこ……なによ。
ひとじゃなくてねこ?
なによあなたっておっかないのね。いじわるばっかりして。わたしいまにしんでしまうんだわ。きゃぁあ。ころされちゃぅう。
しんじゃうよお。たすけて……たすけてぇ。おとうさあん!おかあさあん!
しんじゃうよお。
にゃーん!
……ねぇ、もっとじゆうにいきてよ。いきさしてよ。ねこってコケイにもエキタイにもなれるのよ。おおきいしちいさいのよ。
にそくであるくし、そらだってとべる。だんすもできちゃう。
あら?……あなたもねこじゃない。
ねこは何にだってなれる。あれ?あなたもねこだよ。