表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

その他・雑学など(その3)

私のエッセイ~第九十八弾:極真空手~ 地上最強のカラテ!!

 皆さん、またまた、おはこんばんちわ!!


 うりゃああ! どっせーい! ういさあ!!!


 お元気ですか・・・?


 のっけから気合が入っております、サファイアの涙でやんす。


 本日のエッセイはですね・・・皆さんもよくご存じの、あの「極真空手きょくしんからて」のお話。


 今、世界で最も盛んで門下生数もナンバーワンの空手団体・・・それが、「極真会館」です。


 創設者は、故・大山倍達おおやまますたつ氏。

 

 「牛殺し」で有名な、伝説の空手家ですよね。


 この「極真空手」という武道はですね・・・今でこそ当たり前となっております、「当身あてみ」、いわゆる「フルコンタクト(=『直接打撃制』)」という、実際に相手に素手や素足での攻撃を当てていく、いわゆる「ケンカカラテ」であります。


 「ケンカ」といいましても、そんじょそこいらの、「ストリートファイト」ではありません。


 きちんとしたルールにのっとった、「武道」「格闘技」・・・そして、立派な「スポーツ」なんです。


 「フルコンタクト」ではありますが、試合では、素手での顔面攻撃はNG。


 もちろん、金的攻撃や目潰し行為、髪をつかむ、相手を投げ飛ばす・・・相手の首を絞める・・・こういった危険な攻撃を厳しく取り締まっていますね。


 この「極真空手」が登場するまでの日本の空手・・・いわゆる「伝統派空手」というものは、寸止め、すなわち、相手に攻撃を当てずに、当たる寸前で止める、言ってみれば「攻撃ゼスチャー」の空手ばかりでした。


 そこへ、悠然と殴り込みをかけたのが、大山総裁率いる、極真の猛者たちであります。


 その当時はですね、この極真空手という武道は、「空手界の異端児」「邪道空手」とさげすまれ、忌み嫌われていました。


 今でこそ、私のように実際に武道をやらないような一般の方にも広く理解され、受け入れられている極真空手ですが、私が幼かった時分には、まだまだ「空手の突きや蹴りは、当てたら相手が死ぬ」という認識が強かったようですね。


 この極真空手は、1975年の「第1回全世界空手道選手権大会」開催以来、多くの空手ファンに支持され、少しずつ発展してきました。


 そしてその間、たくさんの有名人、「スター選手」も誕生し、活躍しました。


 まずは、「熊殺しウィリー」こと、ウィリー・ウィリアムス選手。


 この方は、のちに、故・アントニオ猪木氏と「異種格闘技戦」をやりましたですね、ハイ。


 のちに、あの「K-1」で活躍する、故アンディ・フグ選手、フランシスコ・フィリオ選手、映画「ロッキー4」において、シルベスタ・スタローン演じる「ロッキー」の敵役として登場した、ソ連のボクサー「イワン・ドラゴ役」の、ドルフ・ラングレン氏など。


 (まぁ・・・ドルフさんは、ロシア人ではなく、実際はスウェーデン人なんですけれどネ。映画の中のドルフさん、最高にカッコよかったっす! あとで、ブルーレイ買いますよってに❤️)


 この「世界選手権大会」はですね、「オープントーナメント方式」で開催され、今も同じ仕組みになっております。


 「オープン」というのはですね、極真会館の選手のみならず、さまざまな「伝統派空手」の他流派、中国拳法のカンフー、韓国や北朝鮮の「テコンドー」、タイの「ムエタイ(タイ式ボクシング)」といった、空手の枠を超えた武道家にも、出場の機会を与え、「極真ルール」にのっとった試合でもって、技の優劣を競わせる・・・このような、寛大かつ画期的な試合方式でもあったわけですね。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 ・・・私はですね、この「極真空手」の試合を、1987年、高校2年の秋にTVで観ました。


 生まれて初めて観る、空手の打撃戦。


 いや~、衝撃なんつーもんじゃなかったっす!


 冗談抜きで、「チビリ」ましたぜ、ダンナ。


 古臭い「死語」ですが・・・それこそ「目が点に」なりやんした(苦笑)。


 壮絶な「KOシーン」もそうだったんでありますが、この大会にはですね、「あの選手」が出場していたんですヨ。


 そう。


 皆様も良く知る、「アンディ・フグ」さんです。


 もう故人ですが・・・それはもう、すごかったですよ。


 何がすごかったかって・・・?


 決まってるじゃないですか。


 「カカト落とし」・・・コレですよ。


 実はですね、空手の試合でこの技を披露したのは、アンディ選手が最初だったんです。


 だから、私だけじゃなくて、解説者の廬山ろうやま師範も、緑選手(第5回大会の優勝者)も、もちろん、この私も・・・「なんだ、あの技は!?」と、興奮し、そろっておしっこもらしました。


 うそうそ。


 チビったのは、あたいだけよん❤️


 いや、大マジで、あたいのネグリジェ・・・オネェパンティも、しとどに濡れちゃったとさ❤️(← 言っとくけど、女装の趣味はないかんね! ジョークよ、ジョーク。きゃっ、はずかちい❤️❤️)


 でね、この「カカト落とし」なんですがね、アンディが、あの「テコンドー」の「ネリョチャギ」をパクッたって思うっしょ?


 でも、そぉじゃないんだなぁ・・・コレが。


 アンディ選手はですね、「まったく偶然に」開発したっておっしゃってましたね。


 もともと空手の技にあった、「内回し蹴り」を応用・改良したものらしいんです。


 アンディが、「第4回世界大会」で、この技を披露してからというもの・・・次の大会から、この「カカト落とし」をみんな「右へならえ」で、マネして使いだしましてね・・・それを自己流にアレンジした、さまざまな「カカト落とし」が誕生した・・・このような状況で現在に至っておりますね。


 今は、この技が試合で飛び出しても、「ふーん」って感じで、誰も驚かないですね。


 ・・・もう、「フツーの技」になっております。


 ちなみに、この「カカト落とし」・・・試合では、「上段回し蹴り」として判定されています。


 いろんな選手が使用して久しいですが、やはり私は、あのアンディ・フグ選手の「カカト落とし」が、一番自然で美しかったなぁ・・・と思いますけどね。


 で・・・その当時はですね、まだ「カカト落とし」っていう正式名称が無かったものですから、「マサカリキック」なんて呼ばれてましたね。


 「おの」・・・すなわち「マサカリ」を振り下ろすように放つ蹴りだからでしょう。

 

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 ・・・じゃあさぁ、みなたま。


 こっからわ、このあたいが、素敵なYouTube動画を紹介していくかんね。


 覚悟は、い~い?


 行くわよ❤️


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 0.『【公式】空手バカ一代 OP「空手バカ一代」│"KARATE MASTER" (1973)』

→ UP主様は、「TMSアニメ公式チャンネル」様。~ まずは、コレを観て、気持ちを高めるべしッ!!


 『【1~5話パック】空手バカ一代★「焼けあとに空手は唸った」「悲しい用心棒」「正義と力の空手道」「天狗と少年」「新しい出発」(1973)』

→ UP主様は、「TMSアニメ公式チャンネル」様。~ せっかく無料で観られるんだから、時間があるときに観てみるのもいいかもネ❤️


 1.『極真 W.Williams (ウィリー・ウィリアムス)』

→ UP主様は、「JapanLimousine」様。~ いやー、のっけからコレっすよ。この歌ねぇ、アニメ「空手バカ一代」の主題歌なんだわさ。大山総裁の極真空手をモチーフにした、大昔の、いわゆる「スポコンアニメ」なの❤️


 2-1.『平成3年 極真 第5回 全世界選手権大会 ①The 5th World Kyokushin Karate Tournament in 1991.No1』

→ UP主様は、「heat9061」様。~ この大会はですね、やたら「KOシーン」が多い大会でしたね。


 2-2.『平成3年 極真 第5回 全世界選手権大会 ②The 5th World Kyokushin Karate Tournament in 1991.No2』

→ UP主様は、「heat9061」様。~ 上の続きね。


 3.『アンディ・フグ vs フランシスコ・フィリョ 極真第5回世界大会』

→ UP主様は、「ヂャイアンが紹介するあの頃の最強極真空手」様。~ アンディ・フグ選手とフランシスコ・フィリオ選手の極真時代の初対決! 衝撃の「イッポン!!」


 4.『Andy Hug vs Francisco Filho』

→ UP主様は、「Tema667」様。~ 上の試合のフルバージョンですね。主審を務めるのは、現在の「松島道場」の館長、松島良一さんです。


 5.『フランシスコ・フィリォ VS アンディ・フグ』

→ UP主様は、「万亀の湖」様。~ 1997年に「K-1ドリーム」で実現した、アンディとフィリオのリターンマッチです。アンディ・・・くやしかったでしょうね・・・。


 6.『極真会館 {I.K.O. MATSUSHIMA} 代表 松島良一 演武 1982年 Demonstration by Yoshikazu matsushima 1982』

→ UP主様は、「heat9061」様。~ 上記の松島主審の演武です。マジで、カッコいいっす! バックに流れる曲も、シブくていいですねぇ!


 7.『極真会館 {I.K.O. MATSUSHIMA} 代表 松島良一 演武 1984年 Demonstration by Yoshikazu matsushima 1984』

→ UP主様は、「heat9061」様。~ 上記の同じ内容っぽいです。音楽なしバージョンかな??


 8.『●k 1 アンディ・フグ vs 村上竜司』

→ UP主様は、「kuro ken」様。~ 極真の試合ではないんですが、アンディの村上さんへの強烈なカカト落としでの一本です。


 9.『村上竜司現役時代の名勝負集』

→ UP主様は、「bushido heaven」様。~ アンディに「一本負け」した村上さんでしたが、実は、こんなに強い人だった!


 10.『●k 1 アンディ・フグ vs 角田信朗』

→ UP主様は、「kuro ken」様。~ アンディと角田さんの試合もありますよ。やっぱ・・・アンディ、つええわ!!


 11.『Kyokushin Karate 極真空手 第4回世界大会 増田VSアンディ・フグ』

→ UP主様は、「WAKADANNNAZ3」様。~ 「第4回大会」での、「アンディVS増田章」。2分36秒あたりに、アンディの「カカト落とし」が炸裂します。ゲスト解説の「盧山初雄ろうやまはつお師範」も、ビックラこいてますな。実況も、初めて見る技に、驚きを隠せない様子。会場の全員が、アンディの持ち込んだ「新兵器」に度肝を抜かれたものでした。


12.『4th World Karate Kyokushin Tournament 1987 20 Best Fights』

→ UP主様は、「Solokyokushin」様。~ 解説も字幕も無いので、完全な「コアファン向け」ですね。


13.『The 4th World Open Karate Tournament 1987』

→ UP主様は、「111makar111」様。~ やはり圧巻は、29分22秒からの「奥村幸一 VS ニコラス・ダ・コスタ」の戦慄KOシーンよね。後ろ回し蹴りの恐ろしさと美しさをまざまざと見せつけられたわ・・・。


 14.『1987年 第4回世界オープン空手大会』

→ UP主様は、「111makar111」様。~ これも、「第4回世界大会」ですね。あたいが注目したのは、オランダの「ミッシェル・ウェーデル選手」。長身でリーチが長く、脚も長く、破壊力もあるので、「欧州最強の男」と恐れられたわ。でね、この方、知性もバツグンで、2013年現在はアメリカミシガン州立大学の教授で、専攻はマーケティングとのことよ。まさに、「文武両道」を地でいく超人よね。ちなみに、彼と対戦して辛勝した「アデミール・ダ・コスタ選手」は、このあとアンディのカカト落としと下段回し蹴りでボコボコにされるんだけど、このヒゲのアデミールさん、実は、あのフランシスコ・フィリオのお師匠さんなのよ。


 

 15.『5th world championship 1991』

→ UP主様は、「Kyokushin.TV」様。~ 上記の「第5回世界大会」ですが、別バージョンですね。すごく見ごたえがあります。


 16.『KyokuShinKai 5th world championship 1991 (user version) part1)』

→ UP主様は、「Drive®」様。~ これも、「第5回大会」の「ユーザーバージョン」、いわば「私的撮影版」といったところかしらね?


 17.『KyokuShinKai 5th world championship 1991 (user version) part2)』

→ UP主様は、「Drive®」様。~ 同上。一般的な動画ではカットされた、生々しいKOシーンもあるようね。


 18.『1991年第5回極真カラテ 世界大会:3回戦「フランシスコ・フィリオ vs 外舘慎一」 (1991年11月3日)』

→ UP主様は、「TheSUGIYAN」様。~ フィリオ選手の見事な「カカト落とし」での一本。


 19.『極真空手 岩崎達也vsジャン・リビエール ノーカット版 第5回世界大会』

→ UP主様は、「マニアック極真 Maniac Kyokushin」様。


 20.『【高速の後ろ回し蹴り】極真ロシアの秘密兵器 レチ・クルバノフ KO集 一本まとめ!!Lechi Kurbanov Highlights 【極真空手】【後ろ回し蹴り】』

→ UP主様は、「CREAM格闘技通信局」様。~ ロシアの誇る「KOキング」、後ろ回し蹴りの達人、「レチ・クルバノフ選手」のKO集です。戦慄・・・それしか表現できましぇん。


 21.『"HD" Kyokusihn karate KO (High kick)』

→ UP主様は、「Urakyokushin」様。~ 極真の「上段回し蹴り」でのKO集よん。特に、「極真のKOアーティスト」こと成嶋竜選手のKOシーンがすごいわよね!


 22.『"Kyokushin Karate" KO (low kick)』

→ UP主様は、「Urakyokushin」様。~ 極真空手の代名詞ともいえる、「下段回し蹴り」でのKO集よん。この動画では、特に「数見肇かずみはじめ選手」の下段回し蹴りでのKOシーンが美しいです。数見さんは、ほぼ、この下段蹴り一本で頂点までのぼりつめた、「ローキック・KOアーティスト」でしたね。彼の著書もございますよ。『もののふの血 単行本 – 2003/12/1』。


 (※) この「数見肇かずみはじめ選手」はですね・・・『極真の不動明王ふどうみょうおう』と異名をとった、非常にシブい、まさに「現代によみがえったサムライ」でした。


 23.『"HD" Kyokushin karate KO (back spin kick & others)』

→ UP主様は、「Urakyokushin」様。~ これは、「バックスピン・キック」「カカト落とし」「前蹴り」「胴回し回転蹴り」といった、いわば「その他の蹴り」によるKO集ですね。


 24.【極真空手 映画 『地上最強のカラテ』 1976-05-22】

→ UP主は・・・書いてなかったわ。でも、この名前の動画は、これしかないからいっか。伝説のカラテ映画『地上最強のカラテ』よん。まだ、カラテの「黎明期れいめいき」といった感じの試合運びで、選手の「構え」や「さばき」もバラバラで個人差も激しいですね。現在の主流となっている構えや戦い方とは大きく異なる、なんともノスタルジーあふれる、クラシックな構えですね。「荒削り」と表現したほうがいいのかしらね。特に、12分20秒からの「二宮城光にのみらじょうこう師範」(= 現「国際空手道円心会館館長」。)の構え・・・なんか、「いにしえのカラテ」って感じしません? 


 25.『地上最強のカラテ 予告編 The Strongest Karate, Trailer』

→ UP主様は、「QUEST Archives」様。~ タイトルどおり、「予告編」よん。


 26.『The Strongest Karate Kyokushin Documentary』

→ UP主様は、「ThestrongestkarateKyokushin」様。~ これは、映画「地上最強のカラテ Part2」ですね。冒頭部のテーマ曲・・・私、大好きなのよん。この動画には、大山総裁の高弟、「大山茂」最高師範も登場しておりますね。この方、のちに、極真会館から独立して、大山総裁の反対を押し切って、アメリカで「USA大山空手」を創設されてます。もう故人ですが、アメリカでは数々の武勇伝をお持ちの、シブイお方であります。著書もありますよ。『ザ・ストロングマン―アメリカで戦い抜いた“最強の拳”を持つ男 単行本 – 1990/5/1』。


 27.『地上最強のカラテpart.2 予告編 The Strongest Karate part.2 Trailer』

→ UP主様は、「QUEST Archives」様。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 ・・・いかがだったかしら?


 盛りだくさんの内容だから、ゆっくりと観てね・・・と言いたいところだけど、動画が消されるとアレだから、興味のあるものから、順繰り覗いてみてね。


 じゃあねぇ、みなたま。


 ぶちゅっ❤️

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 昔の大学の先輩が極真に通っていて、なんでも極真の昇段の試験では、例えば腹筋とかって回数ではなく。柱にさかさまに縛り付けられて、そのうち頭に血がおりて苦しくなるので腹筋で持ち上げる。そうすると…
[良い点] 空手は呼吸法や、三戦(さんちん)の型に代表される不安定な場所でも体勢を維持し攻撃することを目的とした実践的なものだったんですね、元々。 沖縄空手から、戦後に実践派が体道をつくりますが、寸ど…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ