ー高貴を尋問ー
「高貴。お前は今の状況がわかっているのか?」
俺は高貴の目の前に近づいてしゃがむと高貴は俺の仮面に向けて唾を吐く。
「魔族風情が私に話しかけるんじゃないわよ!後この手足を縛っているものをほどきなさい」
こいつは自分の状況を本当に理解できていないようだ。
俺はマルクスに命じて高貴の顔面にパンチをくらわせまずは歯を2、3本おる。うるさいことをぴーぴー喚くやつに綺麗な歯はいらないだろ?
「あ、あなた。この高貴な私の顔を殴って。しかも歯が折れてますわ!こんなんじゃ河田君隣に立てないじゃない!」
「よかったじゃないか。河田の隣にふさわしくない顔になって。俺はお前のようなクズのボロボロな顔の方がもっと好きだな」
俺は高貴に言った後マルクスに命じてそれなりに高貴の顔面をタコ殴りにする。あ、情報は吐いてもらわないとだから歯は残してあるよ?
高貴の顔面が見るにたえないくらいの顔にした後、高貴が
「お、お願い、します。もう、やめて、ください。な、なんでもします、から」
「そ、そうよ。ムガ。流石にやりすぎよ」
俺は中野さんに「黙ってみていろ」と命令し、中野さんは俺に逆らえなくなる。奴隷だからな。さてそれじゃ
「まずは俺の顔を見せてやろう」
俺は仮面を取って高貴に顔を見せると高貴は歪んだ顔で
「あ、あんたは、そんな、河田君が殺したって」
「残念ながらこうしてピンピンしてるんだな。さて質問だ。河田は今何をしている」
俺が高貴に言うと高貴は醜く歪んだげびた顔で
「私が、あんた、みたいな、ゴミクズに、情報、を、はくわ、けないじゃ、ない。ばーーーーか!」
高貴は俺に吐き捨てるように言うと俺はため息をつく。とことんつかえない女だなこいつは。まぁ河田の情報はそんな簡単には手に入るものだとは思っていないし、河田と仲がいいなら河田の将来の結末、死を与えてやらないとな
「マルクス。そいつを殺せ」
「は!了解致しました!」
マルクスははりきって返事をすると高貴はさっきとはうってちがい必死に命乞いをする。
「わ、わかっ、たわ。じ、情報を、はくから、おねがい、だから、ころさない、でくだ、さい」
ふむ。情報をはく、か。ならば
「どんな情報だ?」
「河田、君は、しばらく、迷宮、には、こない。河田、君はクラスの人、に命じるだけでクラスの全員は、河田君に、逆えないし、河田君にさか、らうつもりも、ない。これくらいしか、教えられない、わ」
なるほどなるほど。河田はしばらく迷宮に来ないね。
「よしよし。情報をくれた高貴にはご褒美をあげよう」