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ー尋問ー

 マルクスにアマイを連れてくるように言うとアマイは手足を縛られた状態でマルクスに運ばれてきた。


「このショタコン!小さい子をいじめて楽しいのか!」

「黙れ人間。貴様の罪はとうにしれている。主人の命令がなければ貴様はこの場で八つ裂きにしているところだ」


 マルクスは手にはめている手袋を取ると爪の先を鋭利にして伸ばす。


「マルクス。その前に中野さんとイグニエは呼んだのか?」

「はい。イグニエ様があの奴隷を連れてくると仰っていました」


 マルクスが言った後にイグニエは中野さんをひきづりながら連れてくる。


「いたた!痛い!痛いわよ!この和服魔族!」

「妾はイグニエじゃ。覚えておけ奴隷の女。それよりそやつが情報を王国に流していたのかのう」


 イグニエは俺とマルクスに聞くとマルクスが


「はい。この人間が情報を王国に流していました。これが証拠品です」


 マルクスは証拠品の物を服のポケットから取り出すとそれは異世界に来る前に俺たちが使っていたもの。スマートフォンだった。


「な、なんでこの世界の人がスマートフォンを?」


 中野さんが驚いているとイグニエは「すまーとふぉん?」と首を傾げていた。

 この世界には電波はないから電話とかできないと思っていたがらまさか電波を作ったのか?


「このスマフォが証拠品となるならお前はクラスの誰がだ。中野さん。変身のスキルをもつやつはクラスにはいたか?」

「え、ええ。いたわよ。確か変身のスキルをするやつは」


 中野さんがそこまで言うとアマイは急に笑い出し


「あはは!ばれちゃぁ仕方ない。河田君にいいとこ見せようと思って幼女を殺して殺した幼女に化けたのにさ」


 アマイと名乗っていた女の姿から体が大きくなっていき髪型は黒い髪のショートヘア。目は細めで体型はスレンダーで胸が平らな女に姿が変わる。


「あ、あなたは。高貴 照美さん!」


 高貴 照美?そんなやつうちのクラスにいたか?クラスのやつに興味はないから名前は覚えてないし顔も全く覚えてないが。


「ええそうよ。私は高貴 照美。高貴で麗しい女よ。私のような女にしか河田君の隣は相応しくないのだけど河田君は女で遊ぶ毎日。そんな私にこの潜入クエストを紹介してくれたのはありがたいことだったわ。河田君と電話はできるし成功すれば河田君の1番にしてくれるといったからね」


 高貴は縛られてるにも関わらず高らかに笑う。こいつ今の状況がわかっているのか?

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