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ー奴隷化ー

「私は、無野君が迷宮から帰ってこなかった後王国中で無野君を助けに行くために強い冒険者を探していたの。それで王国の冒険者はやる気のない奴らが多いから私は外に助けを求めの。そのときたまたま見てしまった。王国の真実を」


 俺のことを助ける、か。中野さんは本当にいいこだな。できれば奴隷にはしたくはないが生かすにはやっぱり奴隷的な立場にするしかないだろうからなぁ。


「真実を知ったとな。あの王国の王は外に出るのを禁じてなかったゆえ?」


 イグニエは中野さんに聞くと中野さんは


「なんで私の頼みを聞いてくれない王の願いを私がきかないといけないの?私は普通に無視してやったわよ」


 すげぇ中野さん。最高に眩しいぜ。陰キャの俺にはね。反抗だなんて流石だよ。


「ふ、ふふ!あはは!よいよい!貴様は面白い人間だな。だが貴様は奴隷にすることは変わらんのう」

「な、なんでよ!魔族情勢を知っているなら平等な扱いをしてくれるんじゃないの!」

「ばかめ。貴様のような主人を止める人間がおれば主人が復讐する人間に対し、甘さがしょうじてしまうかも知れんゆえのう。妾は主人がスマートに復讐できるよう。障害は少なめにせねばならぬゆえな。安心するがいい。命はとらずにおいてやるゆえ」


 イグニエは中野さんに対して言ったあとに中野さんの胸もとをひらく。俺はすぐさま後ろを向く。見てない。見てないからな!俺は何も!


「ちょっと!いきなり何するのよ!男子がいるのよ」

「いちいちうるさい人間だのう。口を焼いてやろうか?」


 イグニエがいらつきながらいうと中野さんも黙り手の先からイグニエが中野さんの片胸に何かをする。だって見てないからわからないもの。胸もとをめくったんだから多分胸あたりに対して何かしたんじゃないかと考える。


「主人。こやつの片胸に奴隷紋を刻んだ。これでこやつは主人の思うがままゆえ好きに使うとよい。手錠は解いてやろう」


 イグニエは俺に言った後に中野さんの手錠を器用に炎魔法で溶かして部屋の城から出て行く。


「無野君、生きていてくれて嬉しかったのは本当だけど私を本当に奴隷にするなんてそんな人だと思わなかったわ。君はもっと優しい子だと」

「ふ、優しい?そんな甘っちょろい感情人間に対しては捨てたね。中野さんには義理があるから生かすだけ。そう言ったはずだ。すでに何人も殺しているしね。それより」


 俺はマルクスに中野さんの着替えを頼んだ。なぜなら中野さんはボロい服を上に一枚着せられていた状態だったのにイグニエが胸もとの部分を裂いたせいでもっとボロい服みたいなぬのきれがやばかったからである。

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