表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界召喚戦記 ~チートな治癒魔法陣で異世界を生きてゆく~  作者: クー
第8章 ロムニア国 建国編 都市ガラン・ブザエ
144/301

第8章 登場人物

熊谷 博影』


主人公 男性

前世界 40歳 独身 医療職

異世界 15歳 独身 治癒師?と黒騎士


城塞都市ロムニアにて、建国宣言を行い

ダペス家・重装騎兵50余名

テュルク族・黒山羊騎兵100余名

約160名の騎兵団にて港町スタンツァ・ガリアの守備隊に勝利し

2つの港町を支配下に置いた

それも、負傷者はいるが死傷者は1名もいない完全勝利であった


そして、皆…黒騎士と共に戦うものとしての矜持を胸に秘め、占領後の施政において立派な行動を行っている

非常に結びつきの強い、強固な軍が出来上がりつつあった…


博影は、一騎打ちで大きな負傷を負い、教会の治療所に運ばれていた

敵の若き重装騎兵……ウエン、エファー、フェンガーの治療を行った

前世界で医療職として働いていた博影には、目の前の負傷者を見捨てることは出来ない…

しかし、その敵は…いずれ又、相まみえるかもしれない敵…その敵によって、次の戦では自分達の仲間が死ぬかもしれないのだ…

ルーナの問いに答えながら、自分の中で自問自答していく…

治癒師としての立場と…黒騎士としての立場が、博影の中に矛盾を造っていく…




熊谷 沙耶』


博影の姉夫婦の長女 17歳 

博影は、育ての父 博影は叔父であり、養父である

髪が長く、身長167cm スタイル良好

異世界に召喚され不安な気持ちに変わりはないが、様々な人たちとかかわり親しい人たちが増えるようになり、精神的にずいぶんと落ち着いた


戦で亡くなったと思われていた…イシュ国第一王子・イムーレの凱旋帰還で沸く王都…

…しかし…さらに、イムーレ王子・黒騎士・ダペス家騎士・テュルク族の者達によって、帝国騎士に勝利し城塞都市ロムニア、港町スタンツァ・ガリアを落とした…

その奇跡のような朗報に王都の者達は…イシュ王国の者達は、喜び…涙した


イシュ城にて、凱旋帰還と、ロムニアでの勝利を称える宴が開かれた

その宴には、イムーレ王子が連れてきた(博影らの指示で…)港町の料理人が、

新鮮な海の素材を使い様々な料理を提供し、参加者を大いに驚かせた…


参加していた貴族・騎士や有力な市民、商人たちは

ロムニアと交易が盛んになることで、さらにイシュ王国が発展するであろうことを感じた…


そして、その宴にて王子の傍らには…

システィナと見知らぬ大柄な女性2人(ティラ、ブレダ)が付き添っていた

ロムニアの報告が忙しく、ダペス邸に寄ることが出来なかったシスティナは、

その場で博影や皆の近況を沙耶に話し、博影からの手紙を渡した…

沙耶にとって、何物にも勝る手土産となった


ただ…宴の後半…若干酔ったシスティナの口から、

お父さん(博影)に、婚約者が4名できた…と聞き…

システィナの酔いが吹き飛ぶほど、沙耶はシスティナに詰め寄った…

沙耶の剣幕に…システィナは、その4人の婚約者の内の2人は…

自分とブレダだ……とは…とても言えず、言葉をなんとか濁した…


沙耶は、システィナにお父さんへの伝言をきつく頼んだ

「私の承諾なしでの結婚は、絶対許さないから!!」




熊谷 知沙』

朝夕と祖母と二人、博影と沙耶がいなくなった部屋で二人の無事を祈っている。




◆【異世界の人物】


システィナ・ユング』


20歳 元傭兵 女性

ガレー船の魔力操作をブレダと担い、イシュ王都へ無事着いた

イシュ王都では…

イムーレ王子の凱旋帰還、ロムニア国でのイムーレ王子らの勝利…

そして、桟橋に停泊している、見事な船…ガレー船の話題で持ちきりになった

博影と離れていることは、寂しく感じていたが

市民たちの喜びを肌で感じ、システィナは満足感と嬉しさに満たされ…

博影やみんなに感謝した


そして、宴で沙耶とゆっくりと話すことが出来、

当初の旅の目的が果たされ、安堵し、ついついほろ酔い気分となった…その勢いで、沙耶に婚約報告をしようと…4人の婚約者の話を切り出すと…

みるみる沙耶の目が吊り上がっていき…

いつもの沙耶からは考えられない剣幕に、酔いが吹き飛んだ…

沙耶をなだめながら、理由を聞くと…

会えない事を我慢し、博影の無事を祈る毎日であったのに…

お父さんは、女性を口説く余裕があったのかと…

博影が、口説いたわけではなかったが…たしかに一理ある…

沙耶の説得は…博影に責任もってやらせよう…




ルーナ・クルコ』


18歳 女性 トレースナイト(下級騎士)

博影と離れる事は、辛く非常に心配であったが、

出発の朝…不意に桟橋に現れ、なんとか博影の乗るガレー船に飛び移ったチェルの姿も見て…チェルがついていれば…と、心が落ち着いた

博影が留守の間、2つの港町の施政の手助けをしようと、マリナの護衛をしっかりと務めている




カローイ・ダペス』


22歳 ダペス家・長男 騎士 ウーヌスナイト(上級騎士)

イムーレ王子のイシュ王都凱旋がうまくいき、ほっとしている

しかし…相変わらず書類の山に囲まれている




カキアス・ピュセーマ』


22歳 ダペス家に仕えるウーヌスナイト(上級騎士)

常に冷静沈着で、戦だけでなく施政面の能力も長けている

しかし、まれに冷静さを失った際、まるで嵐の様な激しさを持つ…とのことで、

<爆風> の名も持つ




ボレア・プノエー』


22歳 ダペス家に仕えるウーヌスナイト(上級騎士)

上級騎士にしては、乱暴な言葉使いで、人によっては“生意気”と受け取られることもあるだろう

しかしボレアは、戦での騎士の矜持には非常に厳しい男である

又、特にランスでの突撃を得意としており、<突風> の名を持つ




◆【モスコーフ帝国領 城塞都市ガラン・ブザエ】


※旧ロムニア公国貴族・騎士


サンドア・クザ子爵』


47歳 男性 旧ロムニア公国では、クザ家は伯爵

ロムニア国が、帝国に吸収された際、子爵に落とされた


サンドアは、モスコーフ帝国に吸収されたとき27歳

両親は、帝国本国に連れていかれた…おそらく処刑されているであろう



アレク・ベッサ』


32歳 男性 上級騎士

クザ家に仕える騎士

その優し気な表情、下級騎士を労わる言動など、とてもクザ子爵の腹心とは思えない…

しかし、アルクダの毒を使っての、帝国貴族・騎士とその家族…約500人の毒殺に

加担している…



ヤディ・ノシュ』


62歳 男性 中級騎士

クザ子爵の配下となっていない、都市ガラン・ブザエの

一部の旧ロムニア公国・騎士達をまとめている



マーレ兄弟』


シュテ・マーレ 男性 22歳 中級騎士

セルト・マーレ 男性 20歳 シュテの弟 中級騎士




◆【聖イリオス教】

聖イリオス(太陽)教  太陽を神として崇める宗教


日の光で恵みがもたらされる

日の元の、ものの多様性を認める

全てが、もたらされたありがたいもの

他の宗教の神様も、恵みを与える者

同じく、ありがたいもの

との考えがある



司祭:ファン・ドバ 男性32歳

   ステラ・ドバ 女性28歳(ファンの妻)



◆【異世界の魔物】


雷獣』

幼体(子供)、召喚の儀の生贄にされるが博影に、救われる

沙耶より、チェルと名付けられ、隷属の首輪を付けている

隷属の首輪の効力は、博影が外しているが

魔人となったチェルの魔力の前には効果はない


博影の指示通り、イムーレ王子達を宿場町ルセまで護衛した…

城塞都市ロムニアから、宿場町ルセまでの道すがら、チェルは迷っていた…


…沙耶に会いたい…博影は無事だと自ら伝え、沙耶を安心させたい…

沙耶は、博影の無事を一生懸命祈っているだろう…

…沙耶が、安心するのは、我が博影の傍にいる事…

心が決まったチェルは、宿場町ルセから、港町スタンツァへ全力疾走した…

首に浮かび上がる魔法陣の力で、身体を強化し駆けた…

結果、間に合ったが…チェルの体は筋組織に至るまでぼろぼろとなり…

回復に多くの時間が必要となった…




エリュトロンアルクダ』


熊の姿をした魔物…その中で、赤いまだら模様が入り、さらに一回り大きいアルクダを…

エリュトロンアルクダと呼ぶ…


通常、魔物の森の奥深くで暮らしている…

しかし、クザ子爵配下の騎士達により、巣穴に残していた幼い我が子を連れ去られた…

人間の匂いを嗅ぎ…追い…魔物の森の入り口で追いつき戦ったが…

我が子を連れ去られた…

中級以上の魔物になると、本能に魔物の森で暮らすように刻まれている…

我が子を取り返すため…魔物の森に近い村々を襲ったアルクダは…

焦りもあったのであろう…

命に危険を及ぼす傷を負いながらも、博影達と戦い…そして、潰えた…


アルクダの心は…チェルが理解し、受け止めた…




挿絵(By みてみん)






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ