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紅い月とわがままな猫

作者: 秋葉竹



イメージが

海から生まれてくる夜に

紅をぬりこめ真っ赤な月へ



闇の奥

光る瞳は冷たくて

ジェノベーゼ食べキスした恨みか



失敗を

おおきな声で責めるなら

試作みたいな恋でもするさ



淡々と

君の瞳の中にある

本気のハートの真ん中に触れたい



萌えている

気持ちをすーっとお互いの

舌で舐めたら深夜の始まり



歯にあたる

歯がジンジンと震えてる

森羅万象恋愛至上


失くしたと

ずっと想って闘わず

守れなかった好きをてばなす



気がついた

嘘はそんなに多くなく

尖った嘘はひとつもなかった


諦める

のならそれでは笑ってる

意味を問われた道化の悲しみ



春にだけ

好きを感じるわけじゃない

ヤバいくらいにわがままな猫










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