表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法の砂糖菓子  作者: 五葉 凛瞳
1/1

シュクリエールへの道

人が生まれて初めて母乳の後に口ににする食べ物は祝福の砂糖菓子。

誕生日にも七五三にもクリスマスにも成人式に結婚式にも欠かせないのは、真っ白な砂糖菓子。

そして、人の生が終わる時の旅立ちにも欠かせないのが一粒の砂糖菓子。


それが、私達の常識。

砂糖に始まり、砂糖に終わる。甘く刹那の生涯。人生と共にある人類のパートナー。それが砂糖菓子。


一粒でみんなを笑顔に出来る、そんな砂糖菓子職人に私はなりたい。



思い出


私のお父さんの実家は栃木県の那須にある。

赤い屋根に黒いペンのような煙突がある二階建てのログハウスはおばあちゃんの住居兼アトリエで、周りは楓の林に囲まれた静かなところにある。


周りには何軒かの定住している家と別荘がひっそりと距離を置いて立つ、ちょっとしたリゾート地だ。


私は毎年夏になると其処に両親と遊びに行っていた。


その日、私はおばあちゃんの家の林の中で一番大きな楓の木の下で膝を抱えて不貞腐れていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ