行間Ⅰ
設定地方・街
アスクたちの住む国の名前は【ソール】。地方の名前は【グレートレギオン】という。
グレートレギオンは平野で、山という山はほとんど標高を持たない。
その広大な平野の中心には、大きな白い城がそびえ立っていて、それを囲うように中心都市・【フロントアース】がある。
【フロントアース】には先ほど上げた『白銀の城』があり、剣士達の集う『コネクション』、その剣士達が装備を整える『武具屋』『道具屋』がある。
剣士達の体を休める『宿屋』はもちろん。『浴場』やちょっとした娯楽場まで。
都市の中はこういった構成になっているが・・・
果たして都市の外は?
そして【フロントアース】の名前の由来も都市の外にある。
都市の外は、草原地帯・湿地地帯・海岸や岩石地帯と自然が多くある。
しかし観光に訪れる人は皆無。
都市の外にいる、人を脅かす存在が【モンスター】だ。
【モンスター】はどこからか生まれた生命体であり、50年ほど前からいまのところ永遠と湧き続けている。
その中でも約38万平方キロメートルあるこの大陸の内、【フロントアース】が一番【モンスター】の発生数が多いため、そのような名前が付けられた。ようするに【モンスター】と戦うフロントアースというわけだ。
それを倒すのが剣士であり、街に【モンスター】が侵入するといった事例は鍛えられた衛兵がよほど優秀なのか、世界で100程度に収まっている。
街の被害者も多くはなく、まあ安全。というのが現状だ。
この50年間、【モンスター】の発生は増えているという報告はない。