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短編集 星空と影

I am / we are

作者: 星影さき

死にたいと願ったのはどうしてかな

生きたいと夢を見たのはなんでだろう



傷つけられて 傷つけて

笑われ 嫌われ

普通になれない僕は欠陥品だ



生きる理由はわからないのに

死んでく理由も見つからないなんて


意味なく呼吸を繰り返し

わけもわからず生きていく



僕の願いはただ一つ

普通に生きて普通に終わる

それだけが僕の望みなんです


普通じゃないのが苦しいよ

異質なことが悲しいよ

迷惑なんて誰にもかけたくないのにさ




いつの間にやら気づいたら

異質な僕は

普通な君と共に過ごしてた


泣いて 笑って すぐ怒る

落ち込み 笑われ だまされる

君はそれでも

笑顔で生きようとしてる



普通に見えた君だけど

僕とちっとも変らない


君も普通じゃなかったのか


どうしたことだろう

そもそも普通って

何だっけ?




間抜けな僕はようやくわかった

君との日々で気づいたよ


僕らはいつも間違って

傷つけ合って 支え合う


泣いて怒って

また笑う



僕も君も誰もが 不完全で完成なんだろう

普通なんて一人もいない

誰もが異質で欠陥だらけ


それがきっと

『普通』ってことだったんだ




死んでく理由はわからない

生きる理由も見つからない


迷惑だってかけていく

嫌な思いもするだろう



君と笑って たまには泣いて

生きてく意味がいつかはわかる


そうやって『普通』に生きてみようか

きっと僕ら全員が”普通”なんかじゃいられないのだから

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― 新着の感想 ―
[一言] この詩がおっしゃるように、みんなどこか欠けてて、それが普通なんですよね。 こういうことって大人になっていく間にどこかで気付くんですけど、「みんなと仲良くするんだよ!」な空気が強い学生時代だ…
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