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Another angle:case2『昼間の天体観測』

僕と貴方…

ららららー

ららー


『むふふ』


思わず笑いがでるほど嬉しい。


今日、やっと蟹座がみれるのだ。昼間に。


僕は貴方って呼ばれてるけど僕は僕だし気にしてない。



らららー

ららららー


『貴方、上機嫌だな随分と。』

僕に話しかけたのは『君』だった。



『まぁね!今日蟹座がみれるんだ!いぃでしょー?君もおいでよ!綺麗だよぉ』

早く蟹座のみたさに心臓が鳴ってる


だけど君は丁重に断った…


『貴方、悪いが今日は屋上行けないんだわ…やることあって理科室に用事あるんだ』


君はそういって階段を下がって行った。僕は君が理科室に何をするかなんて興味もないから、真っ先に屋上へ向かった


重い鉄扉があって鉄扉をゆっくり押して屋上からの風を全身で受けた時に鉄扉はしまった。


そのバタンッという音に気づいたのは屋上に先に着ていた僕だ。

僕は僕に蟹座の事を話そうと近づいた時には、あまりの楽しさで笑いがこみ上げてくる寸前で


僕に『よう!』と一言。…言った瞬間に今から話すわくわく感で『むふふふ』と笑いがこぼれたそんな僕に僕は


『なんだよ、貴方』となんだか不機嫌そう?まぁそんなのどうでもいぃし、まずは蟹座の事を僕に話して…って待てよ。ここに僕がいるって事は僕も蟹座をみに天体観測かな?ふふふ聞いてみるか


『また天体観測?』と僕は顔を覗き込んだ。空を見つめる僕が隠れ天体オタクなのは知ってる

だけど僕はこう言った

『どこに星があんだよっ!昼間だぞ、ひ・る・ま!』


僕は僕に向かってそういって、呆れた顔をした

だけどそんなの気にせず空に目をやると…確かに星がある。思わず口に出してしまう

『え、僕には見えないの?』

って言った瞬間に蟹座が目に入った!そして、隣にうお座も発見して興奮した勢いで口にだす

『あ!あれ蟹座だよ!カ・ニ・ザ!それに、うお座もあるよ!お魚座だねー』


それを聞いた僕はくちを開いて言った


『何言ってんだよ、なんで6月から7月の蟹座があんのに2月から3月までのうお座があんだよ…。』


僕の顔見ながら僕はそういって、また呆れた

だけど言われてみればそうなのは間違えないから、僕が嘘をついている事になってしまう…。うお座なのだが適当に星座を言って誤魔化そうとした

『あれれ?あっ!間違えたぁ…あれ、やぎ座だ。』



………。


僕は沈黙している。そして空に戻した顔がとてつもなく恐い顔で僕を睨みつけて言い放つ


『はぁ!?何故に12月から1月の星座が蟹座とあんだぁあぁああ?あぁん?おかしいよな?おかしくないか?どうなの、貴方君。』


僕はとりあえず、謝っておこうと思いいつもどうりに謝る


『ごめん、ごめん!悪気はなかったんだよ!はははは!怒りん坊だな僕たんは!』

謝ったら、僕は呆れ顔でまた空へ目線を戻した。


僕は夜の天体観測、貴方は昼の天体観測

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