表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

いつ結婚するの?

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

よく自虐的な言葉を吐くのは、相手の言葉に抵抗する為。

どんな暴言を吐かれても、耐えられる様に予防線を張るため。

だから自虐的な言葉の本心は

『これ以上、傷つけないでよ』

なんですよ。

――私、もうすぐ結婚するから。

そんな話をこの歳になると当たり前に耳にする。大学を卒業したら、もういつ結婚してもおかしくない歳だし、あと数年と経てば『売れ残り』と言われる歳になるから。

結婚。それがとても羨ましくもあり、憧れもある。しかしそれだけでは出来ない物だと分かっている。誰に対して恋愛感情を持たず、その上、接触恐怖症と来たら、その時点でかなり難航する事は分かりきっているのだから。

望んではだめだ。憧れては駄目だ。それさえ烏滸がましい。だから絶対に駄目だ。それでも、両親や偶に会う友人にこんな事を言われる。

「君は結婚しないの?」

「しないよ」

しないし。出来ないんだ。


一応これでも努力はした。好きな人を見つようと、クラス中の男士の良いところをひたすら頭に浮かべた。話しの合う子と趣味の話に没頭した。そうしていたら、付き合うところまで行った。

デートも行った。けれどもそのとき繋いだ手の温もりが、やはり受け入れられなかった。キスをしようと顎に添えられた手の感触が、掻き毟りたい程に駄目だった。我慢だけがそこにあった。

結局、恋愛感情を持つことは無かった。ただ気の置けない友人という認識しかなかった。だから相手が恋愛感情を持って『好き』、『可愛い』と伝えて来るのが苦しくて仕方なかった。

相手から告白を受けたとはいえ、あまりに身勝手なこの心情に果てのない自己嫌悪が身を覆った。幸せな筈なのに、満ち足りている筈なのに、苦しくて仕方なかった。

そうして、彼からプロポーズを思わせる言葉を語られたとき、私は泣きながら答えた。

--別れよう。お願いだから別れて。連絡もしないで。

これが彼と最後の言葉になった。今思って見れば、最初から甘ったるい夢を見て、その告白を了承した事が悲劇の始まりだった。相手に迷惑を掛けるだけ掛けて、ただ傷を負わせて終わった。


――まともに付き合ってない人、結婚してない人見ると、性格に問題があるんじゃないかって。


そうだよ。だから誰とも付き合わないよ。結婚は疎か、付き合うことを夢見るのさえ、いけないことなんだよ。恋愛感情持てない上に、接触恐怖症とか、人間の欠陥品でしかないよ。

分かってるよ。だからこれ以上責めないでよ。認めたんだから、これ以上死体蹴りしないでよ。

私がもし、恋愛感情を持てて、接触恐怖症で無かったら、未来は変わっていただろうか? 相手に傷を負わせる事はなかっただろうか。

でも無理なんだ。人間として欠陥品なのだから。

本当、クソみたいなろくでもない話なので、何でも許せる方向け。



恋愛感情持てない上に、接触恐怖症の人間は、『結婚』という言葉に憧れてはいけないし、羨んでもいけない。

ただ『おめでとう』という気持ちだけを持て。

というのは、私の何時もの誓い。


付き合って、手を繋ぐのも駄目。

顎に触れると掻きむしりたくなる。

一番支えてあげなきゃいけない時に、支えてあげられなかった。依存されても、ちゃんと支えなきゃいけなかった。

あれだけ大事に、好きだと、可愛いと言ってくれた人に対して、『連絡して来ないで』と言って別れたので、もう誰とも付き合わない。結婚もしない。


たまに『付き合ったら好きになるかも〜』なんて言葉を聞きますが、あれは私にとって絶対に納得出来ない言葉。

ただ傷を負わせて、何一つ返せないまま終わったので、お勧めしません。


欠陥品なんですよ。人間として。

それは分かってるんです。

だからこれ以上、何も言わないで欲しいんです。


何故ここまで自虐的な言葉を吐くかと言えば、『これ以上はない』から。

ここまで手酷く自分で自分を傷付けたら、これ以上傷付く事はないと思っているから。


慰めとか要らないから、何も言わないで欲しい。

人格に問題があるのも、性格に難があるのも、どっかしらおかしいもの分かってるから、だからもう、黙っていて欲しい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ