いつ結婚するの?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
よく自虐的な言葉を吐くのは、相手の言葉に抵抗する為。
どんな暴言を吐かれても、耐えられる様に予防線を張るため。
だから自虐的な言葉の本心は
『これ以上、傷つけないでよ』
なんですよ。
――私、もうすぐ結婚するから。
そんな話をこの歳になると当たり前に耳にする。大学を卒業したら、もういつ結婚してもおかしくない歳だし、あと数年と経てば『売れ残り』と言われる歳になるから。
結婚。それがとても羨ましくもあり、憧れもある。しかしそれだけでは出来ない物だと分かっている。誰に対して恋愛感情を持たず、その上、接触恐怖症と来たら、その時点でかなり難航する事は分かりきっているのだから。
望んではだめだ。憧れては駄目だ。それさえ烏滸がましい。だから絶対に駄目だ。それでも、両親や偶に会う友人にこんな事を言われる。
「君は結婚しないの?」
「しないよ」
しないし。出来ないんだ。
一応これでも努力はした。好きな人を見つようと、クラス中の男士の良いところをひたすら頭に浮かべた。話しの合う子と趣味の話に没頭した。そうしていたら、付き合うところまで行った。
デートも行った。けれどもそのとき繋いだ手の温もりが、やはり受け入れられなかった。キスをしようと顎に添えられた手の感触が、掻き毟りたい程に駄目だった。我慢だけがそこにあった。
結局、恋愛感情を持つことは無かった。ただ気の置けない友人という認識しかなかった。だから相手が恋愛感情を持って『好き』、『可愛い』と伝えて来るのが苦しくて仕方なかった。
相手から告白を受けたとはいえ、あまりに身勝手なこの心情に果てのない自己嫌悪が身を覆った。幸せな筈なのに、満ち足りている筈なのに、苦しくて仕方なかった。
そうして、彼からプロポーズを思わせる言葉を語られたとき、私は泣きながら答えた。
--別れよう。お願いだから別れて。連絡もしないで。
これが彼と最後の言葉になった。今思って見れば、最初から甘ったるい夢を見て、その告白を了承した事が悲劇の始まりだった。相手に迷惑を掛けるだけ掛けて、ただ傷を負わせて終わった。
――まともに付き合ってない人、結婚してない人見ると、性格に問題があるんじゃないかって。
そうだよ。だから誰とも付き合わないよ。結婚は疎か、付き合うことを夢見るのさえ、いけないことなんだよ。恋愛感情持てない上に、接触恐怖症とか、人間の欠陥品でしかないよ。
分かってるよ。だからこれ以上責めないでよ。認めたんだから、これ以上死体蹴りしないでよ。
私がもし、恋愛感情を持てて、接触恐怖症で無かったら、未来は変わっていただろうか? 相手に傷を負わせる事はなかっただろうか。
でも無理なんだ。人間として欠陥品なのだから。
本当、クソみたいなろくでもない話なので、何でも許せる方向け。
恋愛感情持てない上に、接触恐怖症の人間は、『結婚』という言葉に憧れてはいけないし、羨んでもいけない。
ただ『おめでとう』という気持ちだけを持て。
というのは、私の何時もの誓い。
付き合って、手を繋ぐのも駄目。
顎に触れると掻きむしりたくなる。
一番支えてあげなきゃいけない時に、支えてあげられなかった。依存されても、ちゃんと支えなきゃいけなかった。
あれだけ大事に、好きだと、可愛いと言ってくれた人に対して、『連絡して来ないで』と言って別れたので、もう誰とも付き合わない。結婚もしない。
たまに『付き合ったら好きになるかも〜』なんて言葉を聞きますが、あれは私にとって絶対に納得出来ない言葉。
ただ傷を負わせて、何一つ返せないまま終わったので、お勧めしません。
欠陥品なんですよ。人間として。
それは分かってるんです。
だからこれ以上、何も言わないで欲しいんです。
何故ここまで自虐的な言葉を吐くかと言えば、『これ以上はない』から。
ここまで手酷く自分で自分を傷付けたら、これ以上傷付く事はないと思っているから。
慰めとか要らないから、何も言わないで欲しい。
人格に問題があるのも、性格に難があるのも、どっかしらおかしいもの分かってるから、だからもう、黙っていて欲しい。