00 夢へのゲート
第0章 始まりの音
????年 G1 天皇賞・春
実況「先頭は11番,クロエルだぁーー!!今,1着でゴーールイン!」
実況「なんという走り!2着になんと6馬身差をつけ,圧勝で天皇賞・春を制しました。これでクロエルは10戦8勝!そして,鞍上の神崎 雄一はこれでG1を歴代最多となる105勝目!これが現役最強の天才コンビです!」
藍 「・・・!!!なんて大歓声なんだ。すごい!これが,これが競馬なんだ。父さんや他のジョッキー達が馬に指示を出してただ入っているだけじゃない。ジョッキー同士の駆け引き,相棒を信じて走る競走馬,それを応援し大歓声を上げる観客…競馬場に見に来ている人たちだけじゃない。テレビの前で応援する人たちが,大勢が,今この瞬間を見て,感じて,楽しんでいるんだ」
藍 「俺も,父さんみたいなジョッキーに………」
「『神崎雄一』競馬学校を卒業後ジョッキーとして活躍。一年目から異例のG1皐月賞と菊花賞を勝利し瞬く間にトップジョッキーへの仲間入りを果たす。その後も勝利を重ね59歳で引退。通算4875勝という2位に2275勝差をつけ圧倒的な勝利数を記録した。数々の名馬を勝利に導き,天皇賞・春ではなんと通算9勝を達成し年間216勝という偉業を成し遂げた。だが雄一は唯一どうしても勝つことができなかったレースがあった。それが『日本ダービー』ジョッキー達が特別に勝ちたいと思うレース。それを天才の男でさえ勝つことができなかった』
これは天才の子「藍」が天才を超えて世界の頂に立つ物語
次回01 イチのファンファーレ




