表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ありきたりな退魔師シリーズ

ありきたりな退魔師のよくある異変 ~国中が魔物出現で騒然としておりますが、今日も僕はこの娘と、医務室でふたりきり~【2万字版】

【なろう百万作品 どれとも被らない選手権 参加作品】w


「コレでアレを飲むくらいなら、舌噛んで死ぬっ(泣)!!」

 僕の名前は咲見暖斗(さきみはると)。中学二年生ながら退魔の宿命を負う、咲見家の若き当主だ。
 僕らの住む町に、ある日突然「魔物」が出現した。この現代日本にだよ。先月父親が腰痛で引退したばかりなのに、このタイミングで!?

 でも大丈夫。余裕で滅殺! 任せてよ!
 だって僕らは古より続く、退魔の一族なんだから。


「え~~。でも、飲んでもらわないと。治らないよ?」

 だけど、初任務完了の帰り道、僕の身体に異変が訪れた。
 え!? マジか? 手足が動かない? どうなっちゃうんだ僕?
 どうやら、退魔のチカラを用いた代償、副作用らしい。
 突然のアクシデントに困惑する僕。
 そこに現れた、ひとりの少女、逢初愛依(あいぞめえい)‥‥!


「イヤだよ! なんで僕がこんなことをッ(血の絶叫)」

 セーラー服に白衣を着込んだ彼女。女医であり治癒の一族である彼女が、僕の副作用を治す為に、その手に持つ物は、まさかの!?


「うふふ。そんな駄々こねたら、本当に赤ちゃんみたいよ?」
「あ、赤ちゃん言うなぁ!」
「え~。だって。‥‥ね? カワイイ前かけがあるんだけど? ピンク色の」
「逆に訊く。‥‥なんで僕がソレを実装すると思った?」

 なんか、「魔物」が出現して日本中大騒ぎ。
 おかげで僕ら退魔の一族も、大忙しなんだけど。


 僕は、今日もこの娘と。

 医務室でふたりきり。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ