【声劇】リベリオン
人間
シヴァル♂…正義感の強い真っ直ぐな人柄、「神の侵略」の際家族を亡くし神々を強く憎んでいる。得意な魔法は炎。武器は大剣
ダリア♀…明るくて元気。お嬢様口調で話す。力持ちでちょっと物事に雑い。魔法は身体能力強化。武器はハンマー
ウルスラ♂…温厚で優しい性格。シヴァルの幼馴染でチームのブレイン。ダリアの好意には気付いているが優しく断っている。得意魔法は植物。武器はレイピア。
神々
コレー♀…物腰柔らかくいつも穏やかな口調で話すが思考は残酷。余裕をもった態度だが下に見られると逆上する。
タナトス♂…傲慢で荒々しい性格。侵略などは眼中に無くただ戦いが好きな神様。コレーによくたしなめられている。
3:2
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ダリア「シヴァル〜まだ着かないんですの〜?」
シヴァル「まだだな、お前体力だけが取り柄だろ。わがまま言うな」
ダリア「んまっ淑女に向かってなんて事を言うのかしら!」
ウルスラ「お二人共、大きい声で話すと余計に疲れますよ。まだだとシヴァルは言いましたが恐らくもうすぐです、頑張りましょう」
ダリア「ウルスラが言うなら私頑張っちゃいますわぁ!」
シヴァル「あーうるせ、俺との差はなんなんだ?」
ダリア「恋する相手かそうじゃないかの違いですわ」
シヴァル「はっきり言うな〜。まぁお前みたいな馬鹿力引き取れる男なんていると思えねぇけどな」
ダリア「私のハンマーがこの男を殴れと言っていますわ」
ウルスラ「ダリア、落ち着いて。こうやって3人で旅できるのも今だけかもしれません、楽しみましょう」
間
シヴァル「着いたな」
ダリア「づがれまじたわぁ〜はぁ〜」
ウルスラ「少しいつもよりは距離がある旅でしたね、僕も疲れました」
シヴァル「……まだ…大丈夫そうだな」
ダリア「そうですわね、けれど時間の問題ですわ」
ウルスラ「もうすぐやってくるでしょう」
シヴァル「そうだな、今のうちに食料と宿の確保しておこう」
ウルスラ「僕は食料の調達に行きます、シヴァルは宿を」
ダリア「私はファッションでも楽しま…」
シヴァル「ダリア、遊びに来たんじゃないぞ。お前は術で奴らの気配を探っておけ」
ダリア「ぶーですわ、でも分かりましたわ。それではいってきまーす♪」
ウルスラ「ダリアの明るさには僕達も助けられますね、シヴァル。…シヴァル?」
シヴァル「……この町は俺が絶対に守る、あんな思いをするのは俺だけで十分だ」
ウルスラ「…そうですね、ただ俺達にして欲しいところです。僕達仲間でしょう?」
シヴァル「アハハそうだな、さて宿を確保してくるよ」
ウルスラ「はい、僕も行きます。では後で」
間
宿にて
シヴァル「…ダリア?その格好はなんだ、聞きたくないが…仕事はしたんだろうな」
ウルスラ「これはまた肌の露出の多い服を選びましたね、戦えるのですか?」
ダリア「まぁ〜!私だってやることはきちんとやってましたわ!気配はずっと探っていましたし、これはこの町で神の影響を受けた人間が居ないかの情報収集の為の服装ですのよ?」
ウルスラ「それは失礼しました、その服装で紛れる場所と言えば…クラブとかですかね。確かに人が多いから情報収集には向いているでしょう」
シヴァル「けどウルスラも言った通りその格好で戦えるのか?ヒラヒラがこれでもかってくらい付いてるけど…邪魔じゃないのか?」
ダリア「それは安心してくださいませ!私、町外れのところに丁度いい岩があったのでハンマーを振り回し木っ端微塵にしてきましたの!我ながら動きには問題なし♪」
シヴァル「お、おう…」
ウルスラ「流石と言うべきですかね」
ダリア「あぁーん、ウルスラ様!もっと褒めてくださいまし!なんならもっともっと私のハンマー捌きをお披露目しますわ!」
ウルスラ「遠慮しておきますね、あなたが強いのは重々承知しておりますから」
シヴァル「お前…女としての男へのアピールズレすぎだろ、誰がハンマー捌きを見て惚れるんだよ」
ダリア「シヴァルには聞いておりませんわ?」
シヴァル「ところでダリア、気配はどうだ。奴らはいつ頃やってくる」
ダリア「……恐らく…明後日の早朝です」
シヴァル「!?想定してたよりずっと早くないか!?」
ウルスラ「早いですね…神も気分で動くものなのでしょうか」
シヴァル「とにかく…明日は1日襲来に備えよう、想定外の出来事だ。本当に明後日かどうかも分からない」
ダリア「そうですわね、では私はスキンケアをして眠りにつきたいと思いますわ、お先に」
ウルスラ「ふふふ、ダリアは相変わらずですね。僕は食事の仕込みをしてから寝ます、シヴァル、緊張するのも分かりますが変に力むと本来の力が出ませんよ。今日は寝ましょう」
シヴァル「あぁ、絶対に倒してやる。どんな奴が来ようとも」
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タナトス「おい、状況はどうだ」
コレー「奴らは休みに入るそうですね、私達の存在には気付いているかと思われますよ」
タナトス「まぁ、だろうな」
コレー「どうして世界はこうなってしまったのでしょう。昔から神は信仰される存在だった敬われる存在だった。「神の凱旋」は世界を作り直すために信仰を捨てた愚かな人間を掃討しただけなのに」
タナトス「そこら辺は興味ねぇな。俺は戦えたらそれでいい。神と人との溝だの信仰だのそんなもんは俺には無縁だ。そういえばよ、今回のやつらは強いのか?」
コレー「前回よりは強いですね、あくまで魔力数値だけですが」
タナトス「そうか!楽しめそうだ!作戦はいつものでいいよな」
コレー「そうですね、それがいちばん確実かと」
タナトス「俺多いほうな!」
コレー「こだわりはありません、お好きにどうぞ」
タナトス「あー、早く戦いてぇ!!!」
コレー「今は休息を取るべきです、前回弱かったとはいえ戦いの連続は万全の力が出せません。」
タナトス「わかったよ。じゃあ俺ウォーミングアップしとくわ」
コレー「私は見張りを続けます」
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シヴァル「今日はもう寝ないから今日が戦いの日みたいなものか…今のうちに剣を研いておこう」
ダリア「私はちょっと武器屋に行ってきますわ。このハンマーに細工をしてもらいますの。」
シヴァル「おいおいただえさえ重いハンマーに余計なもの入れて大丈夫なのか?」
ダリア「大丈夫ですわ!こんなの重いうちに入りませんもの!では行ってきますわ」
ウルスラ「ダリア、今日はいつ神が攻めてくるか分からない日です。単独行動は控えた方が良いでしょう。僕達もついて行きますので武器を研き終えるまで待ってて貰えませんか?」
ダリア「ウルスラ様が言うのなら待ちますわ!シヴァル早くしなさい」
シヴァル「なんで俺だけ…しょうがないだろ?面積広いんだから」
間
ダリア「武器屋さん?このハンマーに大ぶりのトゲを仕込んでくださる?」
シヴァル「あのサイズのハンマーに大ぶりのトゲってもはや槍だよな」
ウルスラ「そうですね…(笑)」
ダリア「武器屋さん、ありがとうございますわ!2人とも出来ましたよ!ここを押すとほら!トゲ!実は私神対抗用に毒を作ってみたんですの。初めて使うので効き目があるか分かりませんが…」
ウルスラ「いえ、物理攻撃が効く相手なのです、体の構造も人間とほぼ差はないでしょう」
シヴァル「……!?」
ウルスラ「この気配は!」
ダリア「まさか!まだ半日以上もあるはず!」
シヴァル「気分で動くなら早めに来てもおかしくなかったってことだ!急いで町から離れるぞ!」
ウルスラ・ダリア「はい!」「はいですわ!」
シヴァル「はぁはぁ…急げ!」
ダリア「充分急いでますわ!」
ウルスラ「かなり離れたはずです!」
タナトス「やぁやぁお前らが今回の使いか?」
コレー「お初にお目にかかります、私はコレー。こちらはタナトス」
シヴァル「こっちは3人お前らは2人。数ではこっちが有利だ、2人とも行くぞ!」
ウルスラ・ダリア「はい!」「ええ!」
シヴァル「はぁぁぁ!」
タナトス「よっとおっと、待て待てハハハハ!」
ダリア「やぁぁぁですわ!」
コレー「…ふん、一撃が遅いですね」
ウルスラ「待て…2人の距離がおかしい…まさか!2人とも!戻って!」
シヴァル・ダリア「え!?」
タナトス「コレー!!!」
コレー「言われなくても…舞い上がれ!ブラスト!」
3人「うわあぁぁぁ!」
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コレー「どうでしたか?風に吹かれて飛ぶ気持ちは」
ダリア「初めてですわ…こんなに酔うのは」
コレー「それは残念」
ダリア「この状況は…あなたと私が戦うのですの?」
コレー「そうですね、そんなこともいちいち言わないと分かりませんか?」
ダリア「まぁ!癇に障る女ですわ!どっせぇぇい!」
コレー「女性が大きいハンマーを振り回すなんてはしたないですね、キャンディ!」
ダリア「よっ可愛い技名ですけど食らったら真っ二つですわね」
コレー「日本ではかまいたちだったかしらね」
ダリア「ひとつ賢くなりましたわ」
コレー「冥土の土産にどうぞ」
ダリア「遠慮しておきますわ、ところで…貴方さっきから風の魔法ばっかり使ってますがそれしかないんですの?風なんて力んだり避けたりしたら攻撃にもなりませんわ」
コレー「なん…だと?」
ダリア「率直に言うと残念な魔法という意味ですわ」
コレー「……………」
ダリア「可哀想な神様ですね、カタを付けさせて貰いますわ…はぁ!」
コレー「……フッ」
ダリア「な、ハンマーを受け止めた!?」
コレー「……誰が…可哀想?誰が…残念だって?」
ダリア「う、動かな…」
コレー「………ウフフフフアハハハハハハ!!!!!!誰が風だけだと言った!我らは神だ、存在そのものが人間の全てを超越しているのだ!うぉおら!!!」
ダリア「ぐはっ、あぁ…」
コレー「舐め腐った態度をとるからだ、下等生物が」
ダリア「あぁ…あはは、随分なキャラ変ですこと。私も本気を出さねばならぬようですね…フィジカルインプルブルーメント!」
コレー「……こいつの身体能力が向上している…!まずい!」
ダリア「せい!」
コレー「ぐぁ!」
ダリア「はぁぁぁ!」
コレー「2度目は喰らわん」
ダリア「かかりましたわね」
コレー「…!?グッあっァァァァァァ!!!!!!」
ダリア「はぁはぁ…毒が効きましたね、賭けでしたが良かったですわ、うーん、やっぱり槍搭載のハンマーは新しくて使い勝手も良くて最高ですわ!あ!早くウルスラ様の元へ助太刀に行かないと!」
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タナトス「ほらぁ〜早くかかってこいよ〜」
シヴァル「アイツ俺達の剣の届かないところで調子乗ってやがる、ちいせぇやつだぜ」
ウルスラ「僕の植物で足場を作ります、それを伝ってやつに攻撃を!ベジテーションスティアーズ!」
シヴァル「助かる!うわぁ!」
タナトス「いやいや、そう簡単に登らせるわけねぇだろアホか」
シヴァル「ファイアボール!っち!届かねぇ!おい!降りてこい!」
タナトス「へへーんやーだね!デスフォッグ!」
シヴァル「……ぅぅぅああ!!!!!!」
ウルスラ「な、なんですか…こ…れは…ゴハッ」
タナトス「シンプルに死の霧だな、その霧を吸うと中から地獄にご案内だ」
ウルスラ「シヴァル…僕に作戦があります…」
シヴァル「なんだ…?」
ウルスラ「僕の植物の階段を応用してあいつの体に巻き付けます…動きは素早いでしょうが僕の植物の速さには敵わないでしょう…そこで貴方の獄炎を植物にぶつけてください…そうすれば倒せなくても一瞬の隙を突くことが出来る…」
シヴァル「わかった…この作戦はお前の技量しだいだぞ…ハハッ」
ウルスラ「なんのために扱いやすいレイピアにしてあると思ってるんです…行きますよ…」
シヴァル「あぁ…!」
タナトス「おおーん?なんか喋ってんなぁ?おい!それ以上くっちゃべってると死ぬのが早くなるだけだぞ!」
ウルスラ「ベジテーションスティアーズ…!改!」
タナトス「うわっなんだよ巻きついてきて!邪魔くせぇ」
シヴァル「獄炎!」
タナトス「あぁぁぁ!!」
ウルスラ「よし!当たった!シヴァル!」
シヴァル「人間、お前が思ってるより強いんだよ!!!」
タナトス「はぁはぁ…へへっ、俺は…強いヤツと戦え…れ…ばそれでよかっ…たんだ…」
シヴァル「死を司る神なのに戦いの化身みたいだな」
ウルスラ「近いようで遠いですね、ゲホッ」
シヴァル「ウルスラ!」
ウルスラ「僕は…あなたより強くないから…」
ダリア「ウルスラ様ー!あぁ!ウルスラ様こんな体になって…「ヒール」…シヴァル、あなたもついでに回復しますからこっちへ来てくださいまし」
シヴァル「俺はついでかよ…はぁ…頼む」
ダリア「今回は攻略できたからよかったものの強さは今までと桁違いでしたわね、ウルスラ様…うえーん」
シヴァル「でもまた2体神を倒し侵略を防ぐことが出来た、俺は絶対神を許さない…」
ウルスラ「そうですね、貴方の憎しみも僕達は分かっているつもりです」
ダリア「どこまでもウルスラ様と一緒について行きますわ」
シヴァル「あぁ…これからも辛い旅になると思うそれでも…俺は抗い続ける、理不尽な神の侵略に」