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魔法少女物って、海外でも人気なんだって。

連続投稿途切れてすいません。

リアルの都合でバタバタしていまして、しばらくは投稿の間隔が空きます。

 プチリップスの六人が向井の庄に入ってしまったので、芸能事務所を立ち上げる事になりました。

 例によって書類仕事はジンちゃんに丸投げ。親御さん達へはオレとフミエさんとミワちゃんで説明して回りました。


 まあ、ローカルアイドルだから当然親御さんも地元の人で、顔見知り。向井家のブランド力も効いて意外とアッサリ説得に応じてくれて一安心。


 事務方は水野さんが用意してくれるらしいんだけど、急な話だったのでしばらくはフミエさんがマネージャーとしても動く事になった。


「何とか、彼女達に紐を付けられたね」

「ええ、これで少しは余裕が生まれましたね」


 ジンちゃんと水野さんが、二人でグッタリしながら話している。


 この一週間、二人は芸能事務所設立のために休み無しで駆けずり回っていた。


 やっと一段落したからと、オレ、ミワちゃん、フミエさんの三人が呼び出されていたんだ。


「ジンちゃん、水野さん。この一週間はお疲れ様でした。何とかひと段落って感じなのかな?」

「ミズさんも、あっと言う間に会社を興しちゃって、できる男は違うねぇ」


 オレが二人に声を掛けると、フミエさんもすかさず水野さんをヨイショする。フミエさんなりに悪く思っているんだろうな。


「さて、タッちゃん。今日の話し合いは、プチリップスとミワちゃんの今後について、計画を説明するために集まって貰った。ミワちゃんも、自身の事だから、気を付けて欲しい」


 ジンちゃんはそう言って話を切り出した。一度ゲートをくぐった者はスキルを得る事、スキルは成長していく事、成長したスキルは超能力と言える程強力になる事。そんな事を順番に説明していった。


「つまり、ミワちゃん達は今後、常識外の力を得ると思われるんだ。そして、その力を狙われる可能性が高い」


 ジンちゃんが話を終えると、ミワちゃんは微妙な顔をしながら頷いた。


「うーん。まだ、実感がないけど。タッちゃんやフミエさんに能力を見せてもらったから信じてはいる」


 そこで首を傾げて、水野さんに質問する。


「その能力と芸能事務所がイマイチ繋がらないんですけど?」

「そこは、僕が説明しよう」


 ジンちゃんが話を引き取る。


「端的に言えば、タッちゃんのマジックショーを君達向けにアレンジしたいんだよ」

「タンテキっていうのは分からないけど、ジンちゃんの言いたい事は何となく分かる様な気がする……」


 あー。コレはミワちゃん、分かってないね。

 ジンちゃんもそう感じたのか、具体的に話し出す。


「映画やドラマで宇宙人役とかやる俳優さんがいるだろう?」

「うん、まあイッパイいるよね」

「その人を指して『宇宙人だ!』って叫んだら周りは本気にする?」

「うーん。叫んだ人が、テレビの見過ぎって言われると思う」

「でしょ?マジシャンとして知られているタッちゃんが宙に物を浮かべて運べるって聞いてどう思う?」

「そりゃあ、マジックで何か操作していると思われるんじゃ無いかなぁ」

「これから作るドラマは魔法少女達が活躍する特撮アクション物にするんだよ」

「そうしたら、プチ達の能力も誤魔化せるって事ね。ナルホド!」


 ………………………………


 この企画、水野さんがクールジャパンの助成金を引っ張って来たり、アメリカのネット配信会社を咬ませたりしたおかげで、ちょっと話が大きくなってしまった。コネって怖いね。


 とりあえずで二四話のシリーズを作る事になっちゃった。制作はハリウッド主導。今のハリウッドって日本の特撮やアニメを見て育った人が多くて、この企画を聞いて配信会社へクリエイターが殺到したんだって。


「いやぁ、結構な大物もギャラ無視で参加したいって言って来てたんだけど、向こうは組合があるからね。彼らだけの意向で金額を決められないんだよ。それでもシナリオライターは豪華すぎるメンバーになったよ」


 そう説明してくれているのは、レオさん。軽井沢のバイクレースの時にいたライオンコンビの片割れだ。

 実は彼らは映画の配給会社の人で世界中を飛び回っているんだって。


「レフも僕も映像のバイヤーなんだ。意外と狭い世界だから映画祭とか回っているうちに顔見知りになってね」

「そうなんだ。それで国も違うのに仲良かったんだね」

「んー、オタクつながりなんだよ」

「あっ……そうなんだ……」


 ………………………………


 ミワちゃんはともかくプチリップス達は演技なんて出来ない。それで演技指導の先生がアメリカから指導しに来たりする事になったし、ニュージーランドでロケをする事になっちゃった。


「日本でロケをするのは結構大変だし、アクションを撮るのは向こうの方が設備が整っているんだよ」

「それに、新人の子達を保護するのも海外の方が楽だしね」


 日本だとドラマを作っている最中に情報を少しずつ漏らして宣伝したりするけど、海外、特にハリウッドなどでは厳禁なんだって。下手に情報を漏らすと質の悪いドラマを作られて邪魔をされたりするんだそうだ。


 こっちとしても、情報が漏れないのはありがたい事なので、特に反対もせず、海外ロケも決定となった。オレもチョイ役で出る予定なんだって。いやぁ、マイッタなー。




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