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教師の後悔

お読み頂き、ありがとうございます。

ついに書き貯めた分が付きました。

今後は、不定期投稿となりますので、ご容赦下さい。

(なるべく期間を空けないよう努めます)

 ウチの周りの盆地は結界の中にあり、安全が確保された事で、一先ずは安心出来た。

 ただ、蔵の周りに小屋を建てて、ゲートが閉まっても生活できるようにする事にした。


 そうそう、魔法の知識が増えたのは感じたんだけど、この知識ってのが厄介でさ、膨大すぎて知識を使いこなせないんだ。ジイちゃんに相談したら、誰かに質問してもらえって。質問に答えていく事で知識の整理が出来るだろうって言われた。結界石の時に上手く質問に答えられたみたいなかんじかな。


 何であの時にジイちゃん達が上手く質問出来たのか聞いてみたら、ジイちゃん達が子供の頃、ちょっと離れた村に狐憑きとか言われてた女の人がいて、その人に質問すると、その人が知っているはずもない事を答えてくれたんだって。祭りの時とかに町まで降りてきてくれて、色々相談ごとに答えてくれたんだそうで、相談と言っても直接話せる訳じゃ無くて、お付きの人に話をして、その人がその女の人に質問したんだって。ジイちゃん達はそのお付きの人の真似をしたらしい。


 話を戻すと、魔法の知識については、ゆっくりジンちゃんとまとめていく事にした。


 日本での生活もあるしね!


「とりあえず、ゲートの事から聞いていくか」

「うん、何でも聞いてよ!答えられるかは分からないけどね!」

「何で、そこでドヤ顔なんだ?」

「勉強の結果じゃないから、ジンちゃんに怒られないもんね!」

「もう、家庭教師じゃないから、叱らないからね?」

「ええ!そうなの?それはそれで、チョット寂しいような……」


 あ、ジンちゃんがあきれた顔してる。


「ふー。突っ込まないぞ。それで、ゲートの開け閉めは誰でも出来るのか?」

「ええと……、あ!ゲートの開け閉めは向井家の男系しか開けません。つまり、今はジイちゃんと俺だけって話だね」

「え!?じゃあ、篤弘はゲートを使えないのか?」

「そうなるね。あ、でも使用者として登録は出来るみたいで、篤弘は使用者になっているね。ジイちゃんが許可したんだろうな。でも、使用者は他の人がゲートの開け閉めする許可は出せないんだって!」

「使用者ってのは、向井家意外の人間でもなれるのか?」

「えっとね……。向井家の内部の人なら、何人か指定できるみたい」

「内部の人?」

「何ていうのかな?家族じゃないけど家の事を色々面倒見てくれる人とか」

「家宰みたいな感じか……」

「火災?」

「ああ、タッちゃんの知識は俺の責任なのがツライ!」


 なんか、ジンちゃんが身悶えしてたけど、万が一の時に、信頼できる人が使えるようになっているんだろうって。火災であってるじゃん。


 今の所、指定できるのは、婦人部のおばちゃん達だけで、婦人部にはゲートの事は内緒にしているからゲート使用者は無しって事になった。あ、オレとジイちゃんはゲート管理者って事で。


「うーん。短期的には、カッちゃんにハウスキーパーやって貰って使用者指定ができるか試すかなぁ……」

「な、なんか、不穏な空気を感じるんだけど……」

「うん、後継者、作らないとね!」


 ジンちゃん、目が笑ってない笑顔は怖いですよ?


「まあ、こればっかりはなぁ」

「な!なんで諦めモードなのさ⁉︎」


 オレだって、諦めた訳じゃ無いんですよ?


「それは、それとしてだ。タッちゃんが今使える魔法を整理しておこうか」

「う、うん。まずは、ゲートメイクね。これは別世界への扉を開く魔法だけど、最初に異世界につながるゲートを開くのはそう何回も使える訳じゃないみたい。回数制限はないんだけど、色々な条件が揃わないと使えない…らしいよ。あ!童貞は条件じゃないからね!」

「お、おう……」


 しまった。自爆した。


「えーと、後はレビテーションか。これは物を浮かして動かす魔法ね。」

「物を運ぶ時に使っているやつだな」

「そう、それ。それの上位魔法がフライ。自分が飛ぶ魔法。」

「ん?上位魔法って?」

「よく使っていると、その系統の魔法で、より難しい魔法が使えるようになるんだよ」

「ふーん。上位魔法ってのは初めから分かっているのかな?」

「いや、使えるようになると分かる感じ。……ただ、魔法の知識には長年の経験から出来た魔法のリストがあるみたい」

「お!なら、それを調べればいいのか」

「うーん。でもその知識をオレが扱えないみたいなんだ。あるのはわかるけど、詳細が思い出せない感じに似ているね」

「なるほど、一種のセーフティが働いているのかもな」

「あ、それとね。新しい鑑定の魔法が使えるようになったよ」

「ん?どんな魔法なんだそれ?」

「今までのと違って、指定した対象の情報が分かる魔法。こないだ結界石に触れてから使えるようになったんだ。結界の範囲とか、働きとかがわかったのは、この魔法のおかげ」

「お!そりゃ凄い魔法なんじゃ無いのか?」

「ただ、オレが理解できる範囲でしか分からない」

「どういう事?」

「うーん、なんて説明したらいいのか。ってこんな感じなのかな?」

「?」

「俺の中の言葉で説明するんで、俺の中にその言葉が無いと説明出来ないんじゃ無いのかな?」

「うー、タッちゃんにはもっと厳しく指導をすべきだったか……」




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