森の外は・・・
少し間が開きましたが、今回は自分の苦手な戦闘描写なので
ボツがあったり大変でした。
彼女はサタンの事を少し気にしていた。
(なんで私が悪魔と契約なんか・・・)
確かに自分は片腕で少し不自由に感じることも有るが
大体のことは人並みに出来る。
元はといえば自分の慢心でこうなった訳でそれを忘れないためにも
片腕にしている。
「はぁ~ちょっと気分が乗らないなぁ~。」
空を見上げると雲が一つも見当たらない快晴
緑豊かな森の中なので曖昧だがお日様はギラギラと輝いていた。
「一度森を出よう!」
久しぶりに森から出る。かれこれ2ヶ月は森で生活していた。
理由は果物は木に実っている。動物を狩れば肉も手にはいる
小さな泉があるのだがそのまま飲めるほど綺麗水がある。
正直な話、生きるためだけなら森から出なくても良い。
だがプノはこの変な感じを忘れようと一度森を抜けるのだった。
すると、外はプノが思っていた以上に変化していた。
向こうから見える灰色の煙、プノが森に入るときは何も無かったのに・・・
そこでスゥ~ッと影が、
「つい最近、少し向こうで金が取れるという情報であそこは鉱山になってるのさ。」
プノが瞬時に戦闘態勢に入る。
さっきの悪魔だった。
「おいおい、そんなに嫌がるなよ。俺は神出鬼没だって正義の味方だから」
サタンは自慢げに言っていた。
「そんな事より貴方は何故私に付きまとう!」
プノが大声でサタンを威嚇する。
「ちょっとした正義のカンって奴さ。なぁに、君は私の力を欲するさ。」
彼は何か未来を予言するような言い方だった。
プノはムッとして
「そんな事は絶対ない!」
言い切って、サタンの場所から離れていった。
「ヤレヤレ・・・コレだからお子様は。」
彼はプノの後姿を見ながらそういった。
前作ピノでは突然でしたが、今作は突然!みたいな描写は止めようと模索してます。