遭遇
「・・・あれ?」
気がつくと、俺は真っ白な空間の中にいた。
(なにこれ・・・)
夢?夢だったら痛いはず…
そう思い、頬をつねってみる。
「…いてえ」
クスクス、と突然後ろから笑い声がした。
「そんなことしてると頬が赤くなっちゃいますよ?」
びっくりして後ろを振り返り、呆けてしまった。
うしろからいきなり話しかけられたことではなく、その女性が美しすぎたからだ。
肌はどこまでも白く、目は青色に美しく輝き、金髪の髪がさらさらと流れ、美しい輝きを放っている。
顔の作りも見たことがないくらいに整っていて、みているとクラクラしてくるような感じがする。
そして、超スタイル抜群。出ているところは出ていて、引っ込むところは引っ込んでいる。
非常に悩ましいボンッキュッボンッなスタイルだ。
あまりにも美しすぎて、直視していられなくなり、目を逸らしてしまう。
ただでさえ外に出て人に会うことが少なかったのに、見たこともないような美人に話しかけられて、
心臓が張り裂けそうなくらいドキドキしている。
俯いて、彼女を見ないようにして平静を保とうとする。
「ん? どうしたのかな? 大丈夫ですか?」
すると、彼女は心配そうに体勢を下げて見上げてくる。
その仕草で、彼女の豊かな胸がポヨンッと跳ねた。
(跳ねた・・だと・・・?
やべえ、こんな光景見たのは生まれて初めてだわ・・・・)
久しぶりに生きててよかったと思えた。
「?」
彼女はそんなこちらの様子に気づかず、不思議そうに首をかしげている。
(はっ、いかんいかん。
こんな純粋そうな子に俺はなにをやっているんだ!)
なにも気づいてない、純粋な瞳。
半端ない罪悪感が胸をつく。
「あ、・・・あの・・ここはどこでしゅうか・・?」
噛んだ。 久しぶりに喋ったからか舌がまわらない。
恥ずかしい・・・
「ここ? ここは天界ですよ!」
「はい?」
素で聞き返してしまった。
なんかもしかして、この子結構危ない子なのか・・・・?
「ん? まあいいや、とりあえず・・・
これからよろしくお願いします! ご主人様!」
・・・・・・はいいいいいい!!??
まだあんまり始まりません。