表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
偽神〜every night Memories〜  作者: 徘徊猫
第三章 織られゆく運命の物語に

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/77

運命の始まりに

 記憶の始まりはため息から始まった。

「はぁ……」

 その少女は疲れたように力なく地面にへたり込んだ。

 何かを示すメーターが数字を減らしていく音を時計代わりに、死へと近づく時を刻んでいく。

「最後の一時って、身構えすぎて長く感じるよ」

その顔に恐怖はない。ただ諦めている。

行き詰まった現実をただ受け入れた。

「……もうみんないなくなっちゃったんから、寂しさも感じないし」

 独り言のように彼女は呟いた。

「でも、あなたは違う。あなたはこの世界に祝福を受けて生まれた存在。だから……私たちがどうしようもなく無価値でも生きてほしい」

 その手が、ガラス越しに触れた。

「ごめん、一緒には居てあげられない……死に顔なんて見せたくない」

 ガラスの向こうにいる彼女は固定を外そうともがいているが、少女はそれをそっと押して外へと見送った。

 けれど、彼女は必死で訴えて、遠くへと離れていく少女に必死で手を伸ばした。

「世界は偽りで、真実は残酷だった」

宇宙は何処までも静寂に包まれて冷たい。

「でも、私の家族はきっとそんなことないって証明して」



──マス、ター……

全ては過去の記憶、二度と変えることのできない運命の物語。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ