舌炎になりました。お寿司が美味しく食べれません。辛いです辛いです辛いです辛いです。バジル味はおいしかった^^
皆さん、熱くて辛いラーメンと一緒に、美味しいキムチは食べてもいいけど、舌炎にならないように気をつけましょう。
「守るからそこに居て、お願い。」
真剣な表情で汗を流す来夢は、いつもより動悸が激しかった。やっと出来た『お気に入り』があっさり消えてしまうことを理解したのだ。
「チッ」
来夢の口から舌打ちが漏れた。悪魔は穴の空いたシルクハットをこちらに向けている。いや、違う。あれは…!
ボシュ…!
音が鳴ると同時に、シルクハットの穴から猛スピードの弾が向かってくる。間一髪のところで受け止める来夢。当たりどころが悪かったようで、大鎌は刃毀れを起こした。
「来夢!」「来夢さん!」「来夢!!」
心配する3部下たち。衝撃で一瞬ふらつく。すぐに体勢を整えてまた舌打ちをこぼした。
「チッ」
「ゴミらしい態度だな、品性の欠片もない。姫様も王もとても素晴らしいのに、貴様はまるで高貴さを感じない。なぜ姫様が貴様に従っているのか理解不能だ。野菜の皮のように、捨てられてしまうのではないか?笑」
顔が一気に無に帰した。大きな傷口を何枚もの小さな絆創膏で塞いでいたのが、1枚、また1枚と剥がされていくような気分だ。僕だって、望んで産まれた訳じゃ…
「ざけんなよテメェ!!野菜舐めんな!!」
声を荒げたのは農家の息子、『赤木 丸男』だった。何処となく彼の後ろには、忍者のたまごを育てそうな学校のおばちゃんが居るような、居ないような気がした。
危険を顧みず、ズンズン悪魔に近づき襟元を掴んだ。
「お野菜さんはな、万能なんだよ!!皮がゴミ?んなわけねえだろうが!ヘタだろうが、芯だろうが、皮だってな!集めてじっくりコトコト煮れば、絶品ベジブロス様のご誕生よ!土に撒ける堆肥にも、お掃除にも、はたまた動物さんたちのご飯にもなるんやぞ!野菜の何たるかを知らない奴が、野菜をゴミ扱いするな!食ってみてから判断しろや!お残しは許しまへんで!!!!」
訂正しよう、やっぱ居たわ。
おじいちゃん悪魔のアームストロングは、口がポカーンと開きっぱなしになっていた。自分より年下のしかも人間に、こんなにも怒鳴られたことがなかったからと、口にいきなりそのベジブロスで美味しく味付けされた炊き込みご飯のおにぎりを口に入れられたからだ。
頭の中にはにっこり笑顔でお手々が生えたお野菜さんたちが、手をつないでスキップをしていた。
「(これがお野菜さんのチカラ…)」
美味しいご飯を食べたアームストロングは、棒立ちを極めていた。
「ぷっ…あははは。意味分かんないんだけどw」
来夢の傷口はいつの間にか塞がれていたようだ。今度は小さい絆創膏でも、ガーゼでもなく、キズ●ワーパ●ドでもなく、優しさと勇気で新しい皮膚ができたようだった。
《本日のグリストーリー》
茶野は結婚願望が人一倍強く、人一倍女性の理想像も高い。
希望は、若くて、可愛くて、自分と話が合って、年収が1000万以上で、Eカップ以上で、家事ができることが最低条件らしい。




