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雑魚乙

私たちのお仕事は『悪魔』を食べること。


昔はどんなものでも即刻に排除することが求められた。



でも今は違う。


『悪魔』も『天使』も『人間』もみんなみんな違うんだ。


手を取り合えば友達に、仲間に、家族になれる。



害を成すもの以外を不要に食べては駄目だ。


全ては自分自身と愛する者のため。


そのために力を使うこと、食べること。




来夢、私の可愛い娘よ。


悩んでもいい、苦しんでもいい、後悔してもいい。


考えるのだ。




まだ僕の世界が色付き、光が見えていた頃にお父さんが僕に言ったことを思い出した

お父さんが僕に感じている思いを僕は今、自分が作り出してしまった『命』に感じている


正しき方向へ、自由にたくさん考えてほしい

あの人からも言われたように僕は自分の子供に言わないといけない


それが親の責務、そして権利だ



ーーーーーーーー

一方その頃…



「風呂でけー!」


「お前なあ…もういい大人なんだから、そんなはしゃぐな…でっけー!!!」


真っ先に大浴場のドアを開けた黄本は、風呂屋よりも大きな大浴場に感極まっていた

その様子にそこまで驚くことじゃないと慢心していた桃田だったが、人間、見たものじゃ無ければ信じないように大浴場を見ると、黄本と全く同じリアクションをするのだった


「確かにこれは大きいですね」


「そうか、お前んち風呂屋だもんな

こっちで営業したほうが儲かるんとちゃうんか?」


「他人の家で勝手に営業してまでお金を稼ごうとするくらいお金大好きな先輩じゃないんで。」


相変わらず『紫村』は水原先輩にとても冷たいのであった


「見ーてー下大理石ー❁」


「うわー綺麗だな」


「マルちゃんのほうが…カッ…♪綺麗だよ☆」


「死ね⤵やお前」


各々話ながら身体を洗ったり、湯船に浸かったりして1日の疲れを取るのであった


「「「「「「「「「「はあ〜気持ちいい〜♪」」」」」」」」」」


トゥン♪トゥン♪トゥルルン♪


どこからともなく例の手持ち●●●●を回復してくれたような音が鳴り響くのだった



「俺の♪俺の♪おーれーのミールーク♪」


青井は満面の笑みでキンッッッキンに冷えてやがる牛乳を片手に歌うのであった


「きっしょ」


「やだタッちゃんてば酷いわー、僕とタッちゃんの仲でしょ?あんなことやこんなことしたの忘れちゃったの?」


「お前とそんな関係じゃないわ!きっしょいわホンマに!」


「しゃーないなー、僕1人で楽しみますわ…歯が痛い、知覚過敏がまた酷くなった…」


「自業自得で草w、雑魚乙ざこおつ

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