ネットミーム
前回からのぉ、あらすじぃ…(若本規夫風)
みんなに自己紹介してもらった来夢ちゃん…
相変わらず吐きそうな『赤木』…
その信念は如何ほどかぁ…
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「それで少女来夢よ、君はこの頭部をどうするんダ!」
かなり興奮している黒澤は、希夢の持っている頭部を指差し、だらしなく開けた口元から涎を垂らしていた
その姿に一同ドン引きである。
「僕も気になってたんだよねー
さっきのミスベルちゃんが食事として持ってきてたけど、まさか本当に食べるわけないよね…?」
青井はお馴染みの人を騙すような心からではない笑顔を来夢に向けながら問いかけた
「食べますよ?むしろ主食です」
「え?」「え、?」「「えぇ…?」」
顔を見合わせながら2人は驚きを露わにした
まあ当然だろうと言うように、希夢が自分の顔に右手を勢いよく当て、大きなため息をついた
その時だった
バランスを崩したトレーは重量を受け、コロンと傾き皿を外れて、空中に放り出された
「イ゙イ゙ヤ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙…!」
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ァ゙…!」
怖いの大嫌い☆な『茶野』と『桃田』は汚え花火よりも汚い音を上げて落ちていく頭部を凝視した
ドス…!
畳に落ちた頭部は金属特有の嫌な音はせず、イ草に衝撃を吸収された音がした
そして吸収しきれなかった力が頭部を再び空中に戻した…
その瞬間!
来夢の影の一部が大きく伸び、地面ともう一度仲良しになりそうな頭部をギリギリでキャッチした
その姿に見ていた希夢フレンズたちはどこかの外国人編集者4人組よりも人数的にも、テンション的にも勝っていた
「…ふう、3秒ルール!」
来夢はウインクしながら希夢フレンズに向けてグットサインを出した
「「「「「「「「「可愛すぎんだろーー!!!」」」」」」」」」
この家でめちゃくちゃ息が合う希夢フレンズなのであった
そして招き入れたお兄ちゃんの希夢くんはあまりの可愛さにか鼻血ブーでしたとさ
「ナイスキャッチやな!ほれ、うえーい!」
「…?あ、えっとうえーい…!」
『桃田』が拳を合わせようと来夢に腕を差し出すと、それに答えるように来夢も拳をぐーにして前に出した
しかし慣れていないせいか拳は少し外れてしまった
まあでも幸せならOKです
「じゃあ僕、頂いちゃいますね」
「おーいっぱい食べろー」
「でもそんな大きいのどうやって食べるんすかね」
「そりゃー細かくするんちゃうか?」
桃田と『紫村』が食べ方について話している目の前で、来夢は影からもう一本の黒い部分を出した
出たことに一同が少し驚いていると、黒い部分が2つに割れ、その間からはサメのようなギザ歯が綺麗に整っていた
来夢はそこに向かってさっき受け止めた頭部をぶん投げると、割れた部分が閉じたり開いたりを繰り返し、まるで人間が咀嚼するような動きをしたのだった




