選べる選択肢を提示する(私はイチゴが好きです)
※執筆途中で多忙になり、前書きの季節感がちょっとずれてしまいましたが、まあ、気にせず投稿してしまいましょう。
前回から1ヶ月以上空いてしましましたね。
まあ、そういう時もありますね。(しょっちゅうのような気もしますが)
さて、桜も咲いて春真っ盛りですね。
そして、春というのは人事異動や組織変更の時期でもあります。
私の所属する会社も今年もしっかり組織変更を行います。3年ほど温めていた計画が実現の時を迎えました。
ちなみに来年と再来年の具体的な組織イメージもできています。数年かけて準備を進めてきていますので、大きく崩れることはないと思いますが、最後まで地固めを続けます。
組織の変化は経営方針が反映されます。
どんな部署が生まれ、どんな部署が消え、どことどこの部署がくっつき、どこの部署が分かれ・・・
同期の昇進を気にするついでに組織がどう変わったのか、何に力を入れようとしているのか、ちょっと気にしてみるのも良いかもしれません。
いきなりサブタイトルでおっさんの食べ物の好みを言われても困る訳ですが、その人が何を好きか(何を選びたいか)はとても大事です。
ちなみに私は辛いものが苦手です。(だから聞いていない)
ちょっと思い返してみてください。
仕事でも友人関係でも良いです。
『こうすれば良い結果になるのに、なんでこの人はこうするんだろう?』ってことってありませんか?
で、「絶対にこうした方が良いよ!」みたいな感じでアドバイスしても、結局、相手は違う事をして失敗する。
そして、「ほら、やっぱり自分の言った通りにしていれば」と言うと、相手もムキになって言い返してきて、人間関係が拗れちゃうこと。
……うん、あるある。
何でですかね?
簡単です。
その人には選べない選択肢だからです。
まっすぐ進めば一番早く目的地に着くのに、迂回して向かう−−まっすぐの道に昔、噛みつかれた犬がいて怖いんですよ。
でも、恥ずかしいからそんな事言えないんですよ。
一般常識とか、正論とかそんなのは相手にとって関係ないんです。
論破したって、選ばない時は選ばないんです。
自分にとって一番良いことが相手にとって一番の選択肢とは限らないのです。
もちろん、自分が一番良いと思う事を言うことは大事です。
それを聞いて相手がどんな反応をするかを観察し、相手も同じなのか違うのか、違うならその理由は何なのか、そういったやりとりの積み重ねが新しい選択肢への道標になるのです。
さて、最初に戻りましょう。
あなたが私に食べ物をプレゼントするとします。次のどちらを選びますか?
(1)大福
(2)辛子明太子
そう!答えは「イチゴ大福」です。
当たっていましたか?
えっ?選択肢は「大福」で「イチゴ大福」じゃない?
今までのやり取りから情報を収集し、最も私が喜ぶ選択肢に変えることであなたは私からより強い信頼や尊敬を得られるようになります。
選択肢は変えられるし、作ることもできるのです。
誰かが困っていて、その人が持っている選択肢で解決できるのであれば物事は簡単です。
その人が持っていない、だけどその人が選べる最良の選択肢を提示することができるなら素晴らしいことですよね。
でも、自分が正しいと思う事を相手に押し付けることでしか会話ができない人は結構いたりします。
そう言う方は逆にどんな選択肢を欲しいかとても良くわかりますが。
さてさて、会社では伝統的なAというやり方があって、新しい社員はそれに正確性や生産性に疑問を持ちながらも上司や先輩に気を遣ってAを続けています。
これをより正確で生産が高いBというやり方に変えたいとします。
あなたならどうしますか?
私ならまずAをマスターします。もう、会社の誰よりもそれができるようにゲーム感覚で楽しみながら努力します。
Aをマスターしたら、Aをしながら同じ事をBでもします。そして、BをするけどBの時間分Aの時間が減るようなことはしません。
まあ、平たく言うと業務時間外で対応するような感じです。え、サビ残?なんですか、それ?(笑)
AとBを比較するとやっぱりBの方が良かった。Bでもっと改良できることがあるならそれを進めますーー良い感じのBになりました。
初めての人が楽にBをするならどうすれば良いか。説明資料や可能ならマニュアルを作りましょう。
そして、時を待ちます。
「ちょっと今回はAでは厳しいな」
上司からそんな言葉が出てきたらチャンス到来です。
「私もAには限界を感じておりまして、それでBというやり方を検討していました。今回、Bなら可能性があるかと」
今までの結果と資料を提示します。
「これならいけるな。よし、今回はこれでやってみるか。これでダメなら顧客に謝ってAでやり直すしかないな」
1ヶ月後か、1年後か、3年後かは分かりませんし、もしかしたらそんなチャンスは一生来ないかもしれません。
なので、そういったアイデアは複数持っていましょう。というか、日々仕事をしていると次から次へと出てきてしまうので、対応が追いつかないぐらい増えるかもしれませんが。
私、イチゴ大好きですが、毎日腹一杯イチゴばかり食べていたら、流石にたまには違うのも食べたくなります。
イチゴ→イチゴ大福→イチゴ生クリーム大福→生クリーム大福→シュークリーム→チョコシュークリーム→エクレア
なんていうやり方もありかもしれません。
噛み付いた犬だっていつかは年老います。
「この前さ、久し振りにまっすぐの道行ったら、ガキの頃は凶暴だったあの犬がヨボヨボになっていてちょっと寂しさすら覚えたよ。だからさ、今日はまっすぐの道行ってみない?」
「マジかー、あいつには昔、痛めにあったからな、ちょっと見に行くか」
ほら、やっと選んでくれましたね。
今、私のキーボードの隣には檸檬堂鬼レモン9%があります。
檸檬堂の中でもぶっちぎりのレモン果汁の多さーーとてもすっぱいのが病みつきになります。
久し振りに比較的早めな時間に帰宅できて、明日は休めるとなるとこういうのが飲みたくなります。
いつもなら、飲んだとしてもほろ酔いとかアルコール度数の低いのなんですけどね。
まあ、人間って置かれている状況によっていつもと違う事をしたくなる事がある訳です。
会社も似たようなものですね。
酔った勢いで書いた文章ですが、シラフの時に読み返したら果たして私はそれでもこの文章を肯定できるのか?
ま、消すことはないとは思いますが(笑)