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組織が変化する2種類のタイミング(定期的)

執筆している今はカレンダーでは3連休の最後の夜です(私が3連休とは言っていない)。

明日からまた仕事に戻る皆さんが、寝る前の一時ひとときに私の文章を読んでくれているのはとても嬉しいです。(誰も読んでくれていなかったら寒い文章ですね…)


本文に入る前に補足事項を少々。

会社の内情をそのまま記載すると情報漏洩になりますので色々手を加えていたりしますが、大事な部分についてはなるべく事実に近いものを記載していく予定ですので、ご理解のほどよろしくお願いします。(会社を特定したりとかしないでくださいね)

また、人間関係についても追々執筆されていきますので、そちらを期待している方はもう少々お待ちください。

組織が変化するのに都合の良いタイミングには大きく分けて2つあります。

(1)定期的に発生するもの

(2)突発的に発生するもの



今回は(1)の例をいくつか挙げようと思います。


<定期的に発生するもの 例その1>

私がそれに気づいたのは入社して2年ぐらい経った頃でしょうか。会社で大きな金額の備品などを買う時に普段は慎重な代表が「急いで買って!今月中に買って!」と購入を急かされました。実はその月が会社の決算月(事業年度の最後の月)なのですが、その年度は利益がかなり見込めていました。

会社は利益が出ると法人税を払いますが、代表は常々「儲けても法人税として国にお金を持っていかれる」と仰っていまして、設備投資に回して節税を行おうと考えた訳です。

「こういうものがあったら生産性が上がるな」とアイデアがあるなら、組織のそういったタイミングを狙って提案すると通りやすくなります。また、そういったことを理解した上で提案していることは経営層や上長に取って評価されるポイントでもあります。(少なくとも私は評価します)


外回りも多い職種でありながら、不調なノートPCを渡されて苦労していた私は、その年度の決算月に最新スペックで1kg以下の超軽量モバイルPCを調達し、スマホのテザリングと連携して、いついかなる場所でも安定した仕事を行える環境を手にしたのでした。



<定期的に発生するもの 例その2>

今の会社は営業など日常的に外出がある社員には携帯電話を貸与していますが、こちらはレンタル契約でして対象社員の増減に合わせて、端末を手配しています。

このレンタル契約にはいわゆる2年縛り”的”なものがあるのですが、私が担当するまでは社員は壊れるまで貸与されたものを使い続け、手配タイミングもバラバラですので、色々な機種が存在していました。

色々な機種があると書きましたが、その全てがいわゆるフィーチャーフォン(別名:ガラケー)と言われるもので、私に支給された者も物理ボタンでポチポチするものでした。ですが、代表の個人携帯電話機を見るとスマートフォンです。

折しも私の携帯電話の2年縛りが終わるタイミングが近付いていました。携帯電話を支給されている社員で一番入社歴が浅い私がそろそろ2年ということは他の方々は2年以上使っているはずです。

私はレンタル会社に「機種変0円のスマホはありますか?」と問い合わせ、「1機種だけあります」と回答をもらいました。続いて「私より長く使用している方々の機種変に違約金は発生しますか?」と確認すると、「2年を過ぎていれば違約金は発生しません」と回答をいただきました。更に「全員をスマホに変えて、今よりもリーズナブルになるプランはありますか?」と聞くと、担当者は「こういうのはいかがでしょう」とデータ通信を全体でシェアすることで1台ずつ付与していたデータ通信プランより安くなるものを提案してくれました。

代表に時間を作っていただき、会社の携帯電話を全てスマートフォンに変えたいこと。手数料はかかるが、端末代は0円であること。そして、このプランに移行することで毎年の費用がこれだけ削減でき、初年度で手数料分が相殺されることを説明しました。


今、会社貸与の携帯電話機は全部スマートフォンになっています。



<定期的に発生するもの 例その3>

事業会計年度の切り替わるタイミングといえば決算以外にも、人事異動や組織変更など人に関わる変化も発生します。昇格降格、他部署への異動など対象者にとっては新しい環境や立場で仕事を上手くできるかドキドキだったりするのではないでしょうか。

私の勤めている会社は創業数十年というある程度歴史がある会社ですが、大きな変更が少ない、人が固定されやすいイメージがありました。それは先代の代表の意向でもあるようです。

ですが、今の代表は私が入社する数年前に新しいセクションを作るなど、組織が変化することに比較的肯定的でした。

すでに存在しているポジションというのは基本誰かが就任していて、その人が動く(昇格、降格、異動)か、退職などにならないとそのポジションに就くことはできません(目指すライバルもいると思います)。逆に存在しない(新しい)組織やポジションを作る場合、構想段階ではそこは必ず空白ですので、もし提案者が自分であるなら、自分が就任できる可能性がぐっと上がります。(ある人に権限や部下を着けたいがためにポジションができることもあります)


ということで、平社員だった私は代表取締役直下でかつ、3階級昇格して部長と同じランクのポジションを創設し着任しました。



会社によって状況は違うかと思いますが、それぞれの職場で何らかの定期的な変化のタイミングがあります。

これらはタイミングを待つことよりも、そのタイミングを見つけ出す(認識する)ことが大事です。

タイミングが分かれば、それに向けて準備する期間は充分に取れ(足りないなら何回かスキップすれば良い)、内容も絞り込まれていたり、過去の傾向などを知ることができるので行動は起こし易いと思います。

「次回は突発的のほうか?」と思った方は申し訳ございません。

次に書くのは今回の例の深掘りになります。

今回はタイミングについての説明なので、それぞれの例は簡潔に書きました。

しかし、私は何かやって終わりというのが勿体無くて、一つの変化を次の変化に連鎖させていくのが好きなのです。

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