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今に満足していない人に(つまり私です)

私、けっこう歳の行ったおっさんなんですが、仕事も立場も住む場所も(時には国も)コロコロ変わっていまして、その度に新しいことを学びながらなんとか生きています。

ある意味、地球上で異世界転移を繰り返しているようなものでして、転移前の知識や経験を次の転移先で活かさないと、私より先にそこで生きている方々に認めてもらえない訳です。

そして、結婚して、子供ができて、親も老いて、昔のように自分一人で自由に生きることができない環境に身を置いています。


ひょんなことから数年前に今の会社に就職し、「ここを最後の転移先にしよう!」と残りの人生を賭けた挑戦を行なっているのですが、私自身老いて行く中でそれらを整理したいと思い、久し振りに筆を取った次第です。


自分とは違う考えや生き方をしている人間の行動と結果を知ることで、皆さんにも何らかの気付きがあれば幸いです。

さて、精密機器の製造という今まで経験したことのない業界に身一つでおっさんが飛び込むことになった訳です。

入社して暫くは右も左も分からない中で自分なりに考えて色々行動した結果、多くの方々から距離を取られ、一部の(役職ある)方々からは退職させようと酷い仕打ちを受ける日々に変わるのはあっという間でした。


もちろん、私自身の非もあったと思います。

今思えば、私はその会社で暗黙の了解とされているような考えや文化を無視して行動していたのですから。


ただ、それらは私からしたら矛盾と理不尽を多く含み不満でしかありません。

そして、恐ろしい事にその暗黙の了解を行なっている方々の多くも、不満を持っているのです。

では、なぜ、不満なのにやっているのかというと、その方々も昔同じ目にあっていて、合わせないと自分に苦労が降りかかることを怖れているのです。企業文化と言えば聞こえは少し良くなりますが、理不尽を通すための方便にも使えるのですね。


もし、あの時に私と心を開いて会話をしてくれる社員がいなかったら、今、私は違う組織で働いていたでしょう。

その組織で私だけが異質でしたら、私が皆さんに迷惑を掛けているだけですし、私は報われることはないのですから。



今の仕事に不満はない、満足しているという方はここまで読んでいただいて感謝するとともに、これ以降はお読みになっても余り役に立たない(既に実践されている?)ので、他の有益な情報に時間を割いていただくことをお勧めします。



さて、私は”まったく満足できない”というこの環境を変えたいと思いました。

そして、”満足できない”原因を分析し、どうすれば変わるかアイデアを考え続けています。

後は実現のために行動です。


私の言葉に耳を傾けてくれる社員は「どんなことをしても変えることはできない。苦労だけして無駄に終わる。あなたの立場がより悪くなる」と私を気にかける言葉を下さいました。それは彼らもかつては変えようと思い、行動起こし、実現しなかったからでした。

ですが、私は「変わります。なぜなら、どのような状況でも現状維持で生き残れる業界ではないので、私に関係なく変わる時は変わるのです。変わらなくてはいけない時に、影響を与えることができれば、私が思う良い方向に少しでも変わるのです。まずは私が変えていくので見ていてくれますか?」

何人かの方が私の動向を見守ってくれることになりました。



対面、手紙、電話、FAX、電子メール、チャット、WEB会議——技術の進歩とともにコミュニケーションの手段が多様化していったように組織の色々なことはルールであったり、ニーズであったり、競争であったり、色々な要因で変化していきます。

ボールを投げるには大きな力がいりますが、ボールが放たれる直前に少し力を加えるだけで、ボールの進む向きを変えることはできるのです。


変化を必要とするタイミングを見極めることが大事です。

次回は変化を必要とするタイミングが来るまでにすることを書こうと思います。

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