表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

第9話 僕の未来へ

今回で、最後です。

闇市が、現実の世界でどうしたのか、幸あれ!


俺は、眩しくて目を覚ますと、そこには看護士と医者が喜びばんざいをする、せっかく余韻に浸っていたのにうるさい。

こちとら、そんな気分じゃないのに、大事な友達と別れた後で悲しみにふけて要るところ、水を差すなよと思いこの日は、終わった。


その後、2、3日立ってとある女性がやってくる。

その人は、どうやら人質にされていた人物だったようだ。


「ううぅ~…大丈夫でしたか!!…あの時は、ありがとうございました…お礼と言っては何なんですけど…あなたは、就職を探していましたね…私の、父の会社に来て下さい!…是非、あなたの様な人を雇いたと父が言っていたので…」


その人が、よく言っていた事があまり、分からなかったが、雇ってくれると言うのは、分かった。


そして、暫く立ち面接を受ける。

その部屋には、中年男性が3人おり、険しい顔でこちらを見ている。

いかにも、信用していなさそうな表情で…。


「何故…御社を、受けようと思いましたか?」


俺は、素直に就職をいつも落ちていた事を伝えるが、面倒臭そうな表情をしながらする、面接官はやる気を一切感じない。


「自己アピールを、してください…」


俺は、とりあえず今まで、してきた事…友達の思いについて話す。


「今まで、何のやる気もありませんでした…生まれてこの方…ですけど、最近友達の事を思い出したのです…そして、俺はその友達に分まで、幸せに生きようと思い、その時御社の就職面接があって受けたのです…」


面接官2人は、首を傾げていて俺が、何を言っているのか分からない様子だ。


「そして、亡くなった友達の分まで、頑張ってこの国を良くするために、俺はここで働きたいと思い、受けました!」


俺は、もうダメかと思い全力で、今の思いのたけをその面接官にぶつけた。

そしたら、1人の面接官は拍手をし、その音が鳴り止むと同時に、面接は終わり、その部屋から出ていく。


それから一週間立ち、そこに就職し働く、最初はあまり仕事は出来なくて、怒られていたけど、あの光太郎との魔王を倒した時の、出来事を思い出して何とか、一年位立つと出来るようになっていた。


そして、それから20年の月日が流れて、俺は社長になっていた。

ある日、秘書が俺宛に手紙と荷物が届いていると言い、中を開けるととある本が、入っていた。


「中身の方を、ちょっとだけ確認しましたが、何処も異常はありませんでした…一体何なんですかね…その本は…」


どうやら、何か俺と関係しているらしい、それが分かったのは、手紙の送り主が光太郎だったから…。


「君には、話していなかったね…俺は、20年前位に異世界で、冒険していたんだ…まあ、信じがたい話ではあるだろうけど…」


へぇ~と言って、俺の話に関心を持ち、秘書はどうゆう冒険をしたのか聞く。


「それは、ろくな冒険じゃなかったさ…だって、酷い過去を思い出す冒険だったからね…だけど、あの冒険で自分は成長する事が、出来た…だから、光太郎にも感謝している…特に、子供の時助けて貰ってばかりだったからね…」


秘書は、へぇ~と頷き、俺はその本を暫く読み、本を閉じると、そのタイトルに驚く。


「君!…この荷物は、何処にあったのかね!」


秘書は、ポストに入っていたと言い、それ以上は情報は掴めなかった。

だけど、一つだけ分かった、それはこの本を書いたのは、紛れもない光太郎だと言う事…。


そして、この本の主人公は、自分だと言う事も、だってこの本のタイトルは、「俺は勇者に転生するも闇の勇者で嫌われる」と言うタイトルだったから、一目見て自分の送ってきた、異世界の冒険話だと言う事が分かった…。


感想、レビューお願いいたします。

暫く、暗い話は書かないと思うので、その辺はご了承下さい…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ