第4話 ギャングの町と魔法使いの少女
いよいよ、光の勇者の正体が分かります。
こうご期待!
そして、魔法使いの少女の過去とは!
俺達は、ギャングが多く居る町に着くが、さっそくギャング達の抗争に巻き込まれくたくたになり、情報が集まりそうだと魔法使いの少女が言っていた、飲み屋に行く。
そこでまず、修復草の情報を聞くとどうやらそこで、オークションがやっていて俺らの10000Gが当選する。
そして、修復草をツクヨに渡し早速届けに行くと言い、急いでロウジに届けるため走っていく、ツクヨを見て俺は懐かしく思った。
そんな事を考えているまに、ツクヨは視界から消えて見えなくなった。
だが、魔法使いの少女はそばにあるイスに座り、先ほど話をすると言っていた、光の勇者の事について話す。
う「今から、話す話しは真実よ…光の勇者様は、元々記憶はあったの…だけど、ある日突然無くなった…それは、魔王を一人で倒そうとした時に、やられて無くしたの…」
俺は、信じられなかっただってあのいかにも、悩みなんて無さそうな光の勇者にそんな事があったなんて。
「それで、何であなたにこんな事を話したか…それは、あなたを守る為に魔王に立ち向かって、倒そうとしたの…」
なんでその話しに、俺が出るのか分からなかった。
だって、光の勇者とは面識がなかったからだ、そんな俺の事を思ってくれた人なんて、死んだ光太郎ぐらいだったから…。
「もちろん、他の人は全員反対したわ…だって、本来光の勇者様と闇の勇者様がそろわないと、魔王は倒せないのはこの世界の常識だから、だけど光の勇者様は、そんな皆の反対を押しきって、あなたを守る道を選んだ…そして、魔王城に乗り込み戦う…」
俺は、冷や汗をかき緊迫感がはんぱじゃなかった。
何故か、光の勇者を応援したくなった、自分でも不思議に思う。
「だが、光の勇者は負けて記憶を失う…」
俺は、何故か涙が出てきた。
他人の話しなのに。
「それで、ここからが本題なの…魔王を倒しに行く前に、名前を言ったわ…光太郎だって…」
俺は、分かっていただがそれでも否定したかったのかもしれない。
彼が、この世界に来ていることをそして、彼女言っている事が現実ではないと思いたかった…。
その瞬間、扉を通り過ぎカウボーイハットを被った男が現れると、銃を上に向けて発泡し、その後子分みたいな奴らが来る。
思わず、俺と魔法使いの少女とミレイはカウンターの中に、しゃがんで隠れる。
「おい!この中に、闇の勇者は居ないか?居たら返事をしろ!」
絶対に、出てくると殺されると思い、俺達は暫く黙ってその光景を見守る。
「出てこねぇか~…お前ら!出てくる前でやっちまえ!」
子分達は、銃を打ち弾が飛び交い机やイスがボロボロになっていく。
そして、その状況で魔法使いの少女は、俺と出会った時の事を話す。
「私は、あの世界で生きている時は、8歳位だったの…そして、親からは虐待を受けてまともにご飯さえ与えられていなかった…その時あなたは、やってきて私をその地獄から救ってくれた…」
俺は、思い出した中学の時助けた幼い女の子が、居たことをだが思い出したくなかった。
だって、俺のいじめられていた時代だったから、なんせあの時は何も考えず人を助けたいと思い、助けていたから何も深く考えてはいなかった。
正直、ここまで感謝しているとは思わなかった。
自分の名前を言い、養護施設に引き渡されたからだ、そして自分の父親は面倒事を持ち込むと言い、俺を非難していたからだ。
それからも、愚痴や説教をされた事を覚えている。
そして、罪のなすりつけ合いをしていたことも…。
それから、暫くたって養護施設を尋ねた俺は、病院に居ることを知り、病室に着くとボロボロで今にも死にそうな、その子を見る。
涙が出てきたが、その子は俺を慰めてくれた。
「お兄ちゃんは…かっこよかったよ…だって私は…助けられたから…あの地獄のような所から…だから、ありがとう…」
その子の、言葉に涙が流れた。
何度も、悲しくなりそしてせつなくなる。
大量の涙を流すと、暫くして女の子は自分の名前を言う。
「私は、音無 白雪お兄ちゃんは…」
「俺は、佐藤 闇市…うう…」
そっかと言い、その後バイバイお兄ちゃんと話をした後、ベッドで息が絶えて死んしまった。
父親には、の怒鳴り声とピーと言った機械音だけ病室に、響き渡り俺はその子ベッドの所で泣き崩れ、ずっとそうしていた事しか記憶にない。
その後、親が来たが父親はパチンコやっていて面倒臭そうに、母親は変な宗教にはまっていて、その子が死んでから1時間位したら来る。
俺は、怒りを感じずには居られるず、叫ぶ…。
「ふざけるなよ…お前ら親何時だって、なんでそう勝手なんだよ!」
俺は、ずっと暴れていて看護師やら医者やらが、押さえ付けられていた。
だけど、なによりその子が今いて不幸じゃないことが、嬉しかった。
それに、俺の事を覚えていてくれた事も…。
俺は、今までやって着たことが、無駄じゃなかったと自信を持てるようになり、なんだかやる気も持てる。
だって、一人の子を助けたのだから、そして光太郎を助けようと思う気持ちと共に、力が湧いてくる気がした。
そして、今度こそ光太郎に恩返しするんだ、絶対に。
そう思い、そのカウボーイのボスの部下に立ち向かう。
俺は、闇の力を引き出し首からしたまで、魔人化した姿になる。
だが、制御は出来るようになった、俺は残像だけが残るスピードで動き、部下達を殴る。
「ふざけるなー!」
やられていく部下達、そしてそのボスであるカウボーイの男は、全員部下か倒されると、果たし状を俺に投げぶつける。
「あの、光の勇者が何処に行ってるか知っている…知りたければ、俺と戦って勝て!…早打ちでな…」
そう言って、立ち去るカウボーイの男、果たし状を見てみるとアクトと最初に名前が書いてあり、今日夕方5時に決闘をすると書いてある。
そして、先ほど言っていた銃の早打ちで、弾は1発負けた方は何でも従うと言う内容、だが受けるしかない。
だって、それしか光太郎の居場所を知る方法がなかったから…。
俺達は、夕方5時に決闘の指定されていた場所に、着き早速アクトに銃を渡される。
「いいか?早打ち1発勝負だ、5秒数え終わったら銃を打っていい…ただし、その前に打ったらその打った奴の負けだ…じゃあいくぞ!」
アクトと、俺は5秒数える深刻そうに。
「1…2…3…4…ご……」
アクトは、銃口をこちらに向けて言う。
「チャックメイトだ…」
だが、俺は先に銃を打ちアクトは片足を地面に着ける。
そして、息を上げて俺に何故殺さなかったのか聞く。
「どうして殺さなかった…」
俺は、低い声でその答えを言う。
「光太郎なら、そうしたからだ…だって、光太郎に叱られてしまうから…それに、そんな事をしたら顔を見せられなくなる…光太郎に…」
不思議そうに、俺を見るアクトとそして、それを茫然と見ているミレイと白雪…。
そんな状況ながら、俺は光太郎の居場所を聞く。
「光太郎は…何処だ…」
ニヤリと笑い、アクトが答える。
「甦りの町だ…そこのねぇちゃんが知ってると思うぜ…」
白雪は、顔が青ざめ低い声で言う。
「まさか…記憶を思い出すために…」
動揺している、白雪に不思議そうに俺は聞く。
「なんかまずいのか…」
更に、低い声で深刻そうに話す。
「それは、そうよ…だって、今までの記憶を思い出したらまずいじゃない…多分、正気じゃ居られなくなって…何も出来なくなるわ…あなたも、自分の過去を思い出したらそうなるわ…」
それも、そうだ。
今までの、酷い過去を思い出して正気で、確かに居られるはずがない。
そして、現実に落胆するだろう。
だから、俺は止める、光太郎を。
そう意気込むと、アクトがお前みたいな友達思いの奴は、幸せになるべきだと話し、そのまま自分の闇の力を少し俺に分け与える。
「ほらよ…今度困った事があったなら、相談にのるぜ…まあ、あんたみたいないい奴が、居てくれた方が俺もいいってもんよ!」
俺は、アクトの話しに対して、あんたは何だかんだ言ってあまり悪くないと言い答える。
「だって、光太郎なら助けたと思うから、あんたみたいなお人好しは…」
照れ臭そうに、アクトは答えた。
「へへ…それは、お互い様だ…それに、何だかあんたは助けたいと思えるからな…」
そう、アクトが言うと俺はそのまま、甦りの町があるところを案内して貰う、すると突然白雪は告白をする。
「あなたのこと、好きだったの!…だから、付き合って!…それに、こんな辛い冒険は止めましょ!…あなたが傷付いているじゃない…うう…うう!…」
白雪は、泣いていたが俺も後に引けなかったので、言うしかない光太郎に今度こそ幸せになって欲しいから…。
「ごめん…その思いには答えられない…だって、救いたい友人がいるから…救わなきゃならないんだ!そして、恩を返す!」
俺はそう言いながら、甦りの町を目指して歩く。
「絶対に…過去を思い出させて…いけない!」
分かってる、俺は絶対に光太郎を止めなきゃいけない事も、そして過去を思い出させていけないことも…。
「闇市さん…」
不安そうに、見つめるミレイの頭を撫でて、大丈夫だよと言い先を急ぐ。
そして、光太郎を今度こそ救って見せると…。
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