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彼女がまた店に来てくれた。
お酒が弱いと言っていたので、申し訳なく思った。
深夜帯になるとほとんどオーダーもないので、割と長い時間話していたと思う。
久しぶりに、兄の話をした。
彼女とは共通点が多く、愚痴も弾んでしまった。
兄はしばらく顔を見ていないが、そろそろ店に顔を見せる時期だろうと思う。
明日でないことを願うばかりだ。
この勢いでいくと、また口論になり兼ねない。
彼女と話しているうち、昔兄と、暗くなるまで遊びまわった記憶を思い出した。
懐かしかった。
彼女に感謝してる。