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6話:外貨で安定投資とハワイクルーズ

 この頃はネットバブル崩壊で日本株の下げ足が速く、それを見てると

株式投資の怖さが身にしみた。そんな時、まず元本割れはないと信じられ

ていたMMFが2000年に三洋投信が元本割れを起こした。そして郵便局

の金利も、ほぼ0%で現金保有しか選択肢がなかった。そのため世の中の

景気が正常に戻るまで、銀行の普通預金に預けるしかなかった。やがて

2001年を迎えたがはエンロン事件の余波をうけて米国MMFも

日興アセットのファンドなど5本が元本割れとなった。


 こんな時、佐光俊充の東大経済学部時代、仲良くしたMB銀行に勤める

重松健三に資産運用のの方法について相談したいと言い、2001年3月10日

日曜日、上野駅近くの喫茶店で待ち合わせた。久しぶりだったので喫茶店で雑談

した後、重松が、重要な話を、ここでするのは嫌だろうからと言いカラオケ屋

へ場所を替えた。そして佐光が塾を数人で経営して生活費を稼いでいたが、

ヤフー株を買って、5億円あまりの金を持っていると言うと驚いていた。

だから金を増やすと言うよりも守る運用、堅い運用がしたいと話した。


 今どうしてると聞かれ銀行の普通預金に置いてるというと、それしかない

だろうなと納得した。どの位の年金が必要かと聞かれ2人で1年に600万円

と答えると、そんなに難しくないと笑った。もちろん、相談の乗ってくれた

重松の銀行に佐光と内縁の妻の約6億円の口座を新しく作ることを約束した。

まず6億あれば、2億円を増やす投資に回し、それ以外は普通預金で良いだろう

と言った。具体的な投資の方法はと佐光が重松に聞くと、為替取引が比較的

安全だろうと言った。


 そんな重苦しい、世界情勢の中、2001年9月11日にアメリカ同時

多発テロ事件が起きた。アメリカの世界貿易センタービルが崩壊する姿を

見て佐光と重野は、お先真っ暗になったが、それは2人に限ったことではな

く、日本、世界の多くの人々を恐怖のどん底に落とした。そんな中、佐光と

重野は借家の中で必要な食料を買って生活し、読書したりテレビを見たり

して過ごした。そんな9月20日朝9時に重松健三から連絡があり豪ドル

を1億円ずつ、買うと良いと連絡が入り、佐光がこの意見に同意しMB銀行

で片道1円の手数料で買ってもらい、1豪ドル56.45円で177万豪ドル

ずつ2人で354万豪ドルを買えたと連絡が入った。


 その後、たまに橫浜の海を散歩するので出かけたりする位だった。

やがて2001年が終わり2002年を迎え、更なる大事件も起こらず、

世の中、明るさを取り戻した。この頃になると、2人とも退屈になり、

近くのスポーツジムに通うようになり、佐光夫妻が東大でのエリートと

知ると、一緒に海外旅行誘われるようになった。そのうち、シティバンク

ゴールドカードで、デラックス海外旅行がカード支払いで6%引きと

マイレージがたまる事に気づいた。2002年4月10日、奥さんが

ハワイ4泊6日のデラックス旅行1人20万円を5家族10人で出かけ

、総額200万円で割引が12万円入る事がわかり、またドルカードを

利用して米国で米ドルで他人の買い物を支払い5%の手数料で日本円で

支払うようにしてもらった。


 為替が面倒なので奥様方中心に好評で、お土産、ツアー、ゴルフで

バンバン使うので1人当たり10万円以上使い、100万円以上で5万円

が入った。と言う事で概ね、1人分の旅行代が捻出できた。その後、仲間の

うち、5家族がラスベガスが好きで、毎年行くのをを知り、10月12日

、一緒に5泊7日の30万円のデラックスホテル・ツアーで行きキャンブル

代金もドルカードを利用した。すると10人で合計800万円以上も使い

40万円以上が入った。そうして2002年が終わり2003年を迎えた。

今年はハワイクルーズに行きたいが英語を話せる人がいなくて困ってると

佐光陽子さんがスポーツジムで言われて、佐光さんの旦那さんに聞いて

下さらないと言われた。


 その話を聞いた佐光俊充がいくらくらいが良いのか聞いてと奥さんに

伝えた。翌週、ジムの仲間がロッカーで、ハワイクルーズなら、11泊

12日くらいで60万円位が理想ねと言い、値段よりも、クルーズ船で

一緒に行動して、外国の方と、お話ししたり食事したり、交流したいわ

と言い、その通訳をしてもらえたらうれしいわと言った。その分は別に

夫婦で10万円支払いますと言った。その話を旦那さんの佐光俊充に

伝えると、奥さんにどう思うと、ふったので、私も興味があるから行き

たいと言った。でも、ハワイの往復飛行機代とクルーズ料金を調べて見る

と言った。


 インターネットで調べるとクルーズネットで1100ドルで7月8日の

ハワイ4島クルーズが買えて、往復の飛行機代が10万円とわかった。

その他、タクシー代を10万円として35万円で行けるとわかった。

彼らは70万円払うと言ってると言うと、その価格で話にのろうかと、

佐光俊充が笑いながら言った。彼らは、富裕層だから、お金が高いとは

見栄はって絶対言わないわと笑った。翌週、佐光陽子さんが日程を相談し

ハワイの一番良いシーズン4月6日から4月18日の日程で6家族12名

の参加で決まった。


 また2003年1月9日で約3ヶ月前なので早速予約しようと決め、

インターネットのクルーズサイトで、12人分を132000ドルで

予約した。その後、ANAの飛行機を10人で購入すると団体割引5%

引きでシティバンクゴールドカードで5%引きの10%引きで11万円が

10万円となった。その他ホテル代が2泊でツイン3万円で6室18万円

となった。2月22日、佐光陽子が予約しましたというと来週中に佐光さん

の口座に60万円を振り込みますと言い銀行の口座番号を聞かれ教えた。

そしてクルーズには、できれば個人個人、最低でも1家族1つのクレジット

カードが必要になるので、出発日までに必ず作ってっておいて下さいと

依頼した。


 2月中に全額、佐光陽子の口座に振り込まれた。そして、4月6日、

京成上野駅に18時半に集合することに決まった。当日は、みなさん素敵

な洋服に身を包み、集合場所に定刻に到着した。その後、京成スカイ

ライナーで成田空港へ19時過ぎに到着し、ANAの登場口へ向かい、

登場手続きを終えて、近くのレストランヘ夕食をとりに行った。

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