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九十一話

晃穂は風呂から出た。少し、のぼせてしまった。

晃穂は自分が泊まる部屋もわからなかった。

「食堂に戻って、田端さんに聞いてみて。泊まる部屋用意してくれてるはずよ」

ドクターマリに、そう言われたので、晃穂は食堂に戻ることにした。

食堂に戻ると、田端さんは夜食の後片付けをしていた。

「田端さん、ご馳走さまであります。お風呂もいただきましたであります」

「それはどうも、ご丁寧に。お粗末様でした」

「いえいえ、スパゲッティーとても家庭的でおいしかったであります!お風呂もとても豪勢で素敵だったであります!」

アロマキャンドルとか薔薇の花びらが素敵だったと伝えた。

「まぁ、気に入ってもらえて光栄ですわ。お嬢様は赤い薔薇とかトマトがお好きで赤が小さいころからお好きみたいでお風呂は毎日ああしているのですよ」

ドクターマリは赤が好きなようだ。

「田端さんはドクターマリが小さいころからこちらにいらっしゃるでありますか?」

「いえ、元々奥様の御家に仕えていました。奥様がこちらに嫁いだときに一緒に来てご厄介になっております」

「随分長いお務めでありますな。すごいであります!」

田端さんの年齢は不明だが、何十年も務めあげているようだった。

「ところで、私の泊まる部屋はどちらにあるのでありますか?」

「それは気付きませんで、失礼しました。お二階にご用意させていただいております」

「い、いえ、こちらがいきなり押し掛けてきてしまったのに、至れり尽くせりでありがたいであります!」

田端さんの丁寧な対応に恐縮してしまう晃穂であった。

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