表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
89/144

八十八話

森のような鬱蒼とした木々の中を通り、歩いていく。

「どこまで続くんですか?この道は!?」

「うるさいわね!とっとと歩きなさいって!」

ドクターマリに怒られてしまった。

家に辿り着くのになんで、こんなに歩かないといけないのだ。

お金持ちの家も何かと大変だと思った晃穂だった。


木々の間から白堊の宮殿のような建物が見えて来た。

ルネサンス建築の豪奢な建物だった。

「うわぁ、なんでありますか!貴族の家みたいのが出て来たであります!」

「普通よ普通って言ってるでしょー!私はただの一般市民よ!」

「全然普通じゃないであります…」


やっと玄関が見えて来た。玄関もものすごいでかい。

「巨人が通る玄関でありますか?」

玄関開けるとこれまた広い。

「ここで数人住めますであります!」

「あなたはいちいち感想言わないと気が済まないの!?」


通路を抜けると、吹き抜けになり赤い絨毯が引かれた大広間にでた。

天井からは大きなシャンデリアが下がり、煌々と辺りを照らしていた。

「こんな広間見たことないであります!」

「……」

ドクターマリは、もう何も言わなかった。

どうやら二階建てで、二階に登るには両脇から伸びる階段から登るらしい。

「おかえりなさいませ、お嬢様」

「ただいま、田端さん、遅くなってごめんなさい」

見ると、エプロンを着た老婦人が立っていた。

「いえいえ、お仕事だったのでしょう、いつもご苦労様ですね。で、こちらの方は?」

「鳴宮晃穂といいます!以後お見知り置きを!」

晃穂は元気よく自己紹介した。

「あなた声大きすぎる!もう少し小さい声で喋って!晃穂は見た通りのアホアンドロイドよ。田端さんはお手伝いさんよ」

「アホとはなんでありますか!アホとは!」

ドクターマリの紹介に抗議する晃穂。

「まぁ、随分と可愛らしいアンドロイドさんですねぇ…」

「可愛らしいって言われたであります!もっと言って欲しいであります!」

「お世辞よ!お世辞!そんなこともわからないの!?」

褒められて嬉しい晃穂。それを訂正するドクターマリ。

「仲がよろしいのですね、それよりお夜食はお食べになられましたか?」

「ちょっとしか食べてないであります!食べたいであります!

オムライスをみんなで分けただけなので、晃穂はお腹が空いていた。

「なんであなたが答えるの!?イミワカンナイ!」

「そうかと思って、作ってありますよ。食堂までお越しください」

そう言うと田端さんは行ってしまった。多分食堂に行ったのだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ