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八十七話

その日はみんなでオムライスを分けて食べて解散となった。

オムライスを分けて食べていたら、雲雀が複雑な表情をしていたが気にしない。

「それじゃ、アイドルテロリストに何か動きがあったら連絡するでござるよ」

「はーい」

一同返事して、それぞれ帰路に着いた。


晃穂は困った。このままリリーの研究所に帰るわけにもいかない。

「何?そんなところに立ち止まってるの?」

ドクターマリが尋ねてきた。

「リリーの研究所に帰るわけにもいかないので、帰る場所がないであります」

松子のところに行こうかと思ったが、すでに夜半過ぎだった。

「だったら家に来ればいいじゃない?」

ドクターマリは自分の髪をクルクルいじりながら言った。

「いいんでありますか?」

「別に構わないわよ?」

でも、ドクターマリはクレイジーサイコサディストレズなのを思い出した。

「また痛いことするでありますか?痛いのは嫌であります…」

「大丈夫!痛いことしないから…。多分…」

「多分ってなんでありますか!?」

そうこうしてるうちにすごい高い白い壁が見えて来た。

歩いても歩いても高い壁が続く。

「なんなんでありますか!?高い壁がずっと続いてるでありますよ!?」

「これ、うちの壁よ…」

あまりにスケールが違って吃驚してしまった。

「すごいであります…すごすぎるであります!」

やっと門が見えて来た。門もものすごいでかい。

「開けるのめんどくさいからこっちから入るわよ」

そう言うとドクターマリは門の横の普通サイズの扉を開いた。

「こっちからも入れるのでありますね。ならこのどでかい門の意味は…?」

「門はパーティー開いときに車が何台か通れるように設計されたらしいわよ」

「セレブパーティーでありますか!?ドクターマリのお金持ちなんでありますなぁ」

しきりに感心する晃穂。

「別に。ただ親が医者やってるだけよ…」

「お医者さんのご息女でありますか!?お嬢様でありますね」

「別に。こんなの普通よ」

ドクターマリはあまりお嬢様とか言われるのは好きではないらしい。

「いやいや、こんなの普通じゃないでありますよ!超お嬢様伝説でありますよ!」

「それ以上言ったら、また痛いお仕置きするわよ!」

ついにドクターマリは怒り出した。

「わかったであります!言わないであります!」

「全くもう!私を特別扱いしないで!」

お冠なドクターマリであった。

扉をくぐり、中に入ると木々に囲まれた石畳の通路が現れた。

「うわぁ、森みたいであります…」

「黙って歩く!」

そう言われると、黙って歩くしかない…。

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