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八十五話

「なんで晃穂が、うちの店に来るのよ?」

雲雀がすごい顔で睨んで来る。

「みんなで雲雀殿の店でコーヒーブレイクしようと誘ったんでござるよ」

店員さんが助け舟を出してくれる。

「みんなはいいけど、晃穂は入店禁止!」

「そんな!?雲雀さんひどいであります!」

「そんなこと言わないで、晃穂殿も入れてあげてござるよ」

「しょうがない…。店員さんがそこまで言うなら入れてあげる!」

不承不承、晃穂を入店させた雲雀。


「ところで、松子ちゃんはいないの?」

「今日はいないでありますよ?」

「なんでいないんだよ!?いつもムカつくぐらい一緒なのに!」

松子の不在に激怒する雲雀。怖い。

「雲雀さんってこんな性格でしたっけ?」

「こんな言葉聞いたの初めてでござるよ」

一同ドン引きである。


みんなが席に着いたところで、雲雀がお冷を持ってきた。

「ご主人様、お嬢様お水でございます…

「ちょっと雲雀さん!私の水が入ってないんだけど!」

晃穂のお冷は水が入ってなく、コップだけだった。

「お前にやるお冷はない!」

「ひどいであります!」

涙目の晃穂。

「それではご注文を伺います」

ペンと注文書を手に取る雲雀。

「私はアイコ!」

「そんなものはありません!晃穂の注文は受けません!」

「某はウーロン茶で」

「私は抹茶でお願いします」

「私も同じにするのだ!」

「じゃぁ、ハイクラスな私は玉露をお願いするわ」

それぞれが勝手な注文をする。

「ウーロン茶ならまだしも、メイド喫茶にそんなものあるわけないじゃない!」

これはさすがに切れる雲雀。

「全員ウーロン茶でいいわね?」

「はい…」

結局、全員ウーロン茶になってしまった。

「お待たせいたしました。ウーロン茶になります」

晃穂以外のウーロン茶がそれぞれ配られた。

「本当に私の飲み物がないであります…」

かなり落ち込んでいる晃穂。

「よく考えたら私はお金持ってなかったであります…」

ズコッとこける振りをする一同。

「しょうがないでござるな。雲雀殿、アイスコーヒー追加で!」

ウーロン茶をすでに飲んだ店員さんは自分の追加の振りをして、晃穂にアイスコーヒーを注文してあげた。

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