四十八話
家に着いた。どっと疲れた。人生最大で疲れたかも。
お風呂入って寝よう。
湯船に入ると
(お疲れ様でした。松子さん)
という声が脳内でした。脳内に直接!?
(驚かせてすみません。瑠美です)
な、なんで?瑠美さんの声が脳内でしてるんだ!?
(私の能力は手で触れた人と同調できるんです。脳内で直接会話できるし、いつでも松子さんの姿を見れるんですよ)
恥ずかしいので、すぐにお風呂を出た。最近ゆっくりお風呂入れてないような。
夕食を食べるときもずっと見られている。落ち着かない。
ベッドに入る。瑠美さんの視線を感じる。
瑠美さん、今日は本当にありがとうございます。私極度の上がり症で。あのままだったら論文コンクールどうなっていたか。
(いえいえ。どういたしまして。あのぐらいお安い御用ですわ)
脳内で会話できるのも、いいものですね。最初は驚いたが。
(この能力は私がお慕いしている相手にだけ使えます。私の愛する人と同調できる能力なのですわ)
えぇ!?そうなのか?瑠美さんはそんなに私のことを。
(そうですわ。松子さん愛しています。できれば一生同調してほしいぐらいですわ。
一生は勘弁してほしい。さすがに恥ずかしすぎる。今晩でやめてほしい。
(わかってますわ。今晩だけの私のわがままです。松子さんの寝室までご一緒できるなんて夢のようですわ。うふふ)
私は瑠美さんの声を聞きながら、いつしか寝てしまった。




