二十四話
晃穂と別れて家に着いた。
いろいろありすぎて疲れた。家には両親はいない。共稼ぎで二人とも海外出張している。
私は夕食にすることにした。今は料理をほとんど作る人はいないだろう。
オート電化キッチンで、ボタンを押せば自動で料理ができる。
私もボタンを押した。カレーが出てきた。料理の品目はランダムにしてある。
一人は慣れた。と、言いたいところだが雲雀とケンカ?しているので孤独を感じた。
考えると泣きそうになる。考えないようにしよう。
ガチャガチャ。玄関が鍵が開いたような音がした。
とっとっとっと誰か歩いている。泥棒!?
「マコちゃんこんばんは!」
晃穂が入ってきた。びっくりした!アンドロイドピッキングか。
「今日の夕飯はカレーでありますか!美味しそう!」
食べる気満々か。しょうがないので、ボタンを押してカレーを晃穂にあげる。
「勝手に料理が出てくる魔法みたいなキッチンですなぁ。未来ですなぁ!」
うまい!うまいであります!と、カレーをガツガツ食べる晃穂。晃穂は悩みがなさそうでいいなぁ。
「何しにきたのよ?」
「マコちゃんの顔を見にきたであります。好きな人の顔はいつでも見たいであります!」
目がキラキラしてるが、口にはカレーがいっぱいついている。ティッシュで拭いてあげた。
「実はマコちゃんの家に泊めてほしいであります!」
ブッーーー!と飲んでたお茶を吹いた。飲み物は好きなものが蛇口から出てくるのだ。お茶まみれになる晃穂。
「うちに泊まりたいってこと?」
「そうであります!」
家には私しかいないからいいか?
「まぁ、いいよ」
「やったであります!マコちゃんと二人きりであります!」
抱きついてくる晃穂。そういえばお茶まみれじゃないか。こいつ。
「お風呂入ってくるよ」
「私も入るであります!」
マジか!?
「いや、一人で入るって」
「いやいや、二人で入りたいであります!」
押し問答の末、結局二人で入ることに。
うちのお風呂はそんなに広くはないのだが。
晃穂が手早く服を脱いで風呂に入る。私もあとから入った。
晃穂はお湯をざっとかけて湯船に入った。
「はぁー、極楽極楽」
私は体を洗うことにした。
「晃穂って記憶ないんだろ?不安じゃないのか?」
私は聞いてみた。
「全然不安じゃないよ?マコちゃん見てると細かいやりとりは覚えてないけど、愛情が溢れてくるの!大好きだよ!マコちゃん!!」




