8話
さて、頑張って町の近くまで戻ってきたが、ここである問題に気づいた。
当たり前といえば当たり前だが、この頭の上に乗ってるシロをどうするかってことだ。
もう面倒だからそのまま宿屋まで行こうと考えている俺もいるんだが、出来れば穏便にいきたいとも考えている。
はて、どうすればいいものか?
うーん、思いつかん。
もう、シロを抱えて宿屋にダッシュしよう。そうしよう。
では、
ダダダダダッ
ふう、問題なく宿屋についたな。
「いらっしゃい。泊まりかい?」
宿屋のぽっちゃりした亭主が呑気に話しかけてくる。
「ああ。」
「じゃあ、何日泊まる?」
そうだな。当分はここを拠点にするつもりだから、
「7日間で。」
「わかったよ。それなら700デジだね。」
うわ、初期所持金の7割もとるのか。
これは早く素材を売っぱらわないと。
「ほいよ。」
「まいどありがとね。はい、これ、部屋の鍵。部屋は2階の一番奥だよ。ごゆっくり〜。」
なんか軽い感じの亭主だったな。
まあいいや。それより、早く部屋に行きたい。
えっと、2階の一番奥だったか。
あそこだな。
俺は少し早歩きで部屋へ向かう。
ふうー、やっと楽にできる。
部屋についた俺は体から力を抜いてベットでくつろぐ。
明日は素材を売りに行かないとな。それと、シロのためにテイムモンスター収納用のアイテムを買おう。
では、ログアウトっと。