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メッセージ

 ファラオは驚いた目をササキに向けた。その反応でファラオが宇宙生物だということをササキは確信した。

 ファラオは動揺を打ち消すように毛づくろいをした。

「君の星から連絡は受け取ったかい」

 ササキはヨーコの様子をうかがいながら声のトーンを落として言った。

「えっ、まダ」

 ファラオもそおっと応えた。相手がいるところで日本語を話すのは初めてのことで発音はおぼつかない。

「資源が足りないから、こちらに迎えはやれないそうだ。もし、このままおとなしくしてくれるのならば、僕の所属する組織は君たちの帰還に協力してもいいんだが」

「ソうなノか」

 ヨーコはバタバタと判子を探している。まだ十数秒の余裕があるだろう、とササキは判断した。

「信じる信じないは君次第。ただ、トラウラヨーコの前では猫を演じておいた方が、身のためだと言っておこう」

 ササキはそういうと口をつぐんだ。

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